悪戦苦闘
2006年11月3日 天気【 晴れ 】 釣行メンバー
【大原さん,スズキ君,アトムさん,かっちゃん 】


 朝晩はずいぶんと冷え込むようになってきた。収獲の秋、食欲の秋である。この時期になるとカワハギを釣っただの、肝がうまいだのとよく耳にした。私の偏見でカワハギは石鯛の外道で釣れる干物のイメージしかなく、そしてまったく興味なく釣れてもポイポイと投げ捨ててはリリースしていた。そこで新しい仲間になった魚の食味に詳しいアトムさんに 「カワハギってそんなにうまいもんですか?」 と聞いてみると、「なっ、何をおっしゃるんですか、ヘチガラスとあろうものがそんなことも知らなかったですか!」 とお叱りをうけてしまった。刺身はフグばりの弾力食味で肝はアンキモ、フォアグラ以上!肝はこれから冬にかけて肥大し脂がのって格別だというじゃないか。これはぜひ釣って味わってみたいと思い、大原さん、スズキ君を交えてカワハギ釣りに出かけた。


   

         早くキモ釣れないかな。
 アトムさんは仲間入りする時、黒鯛の落とし込み釣りを経験してみたいということだったので、時期的にオフシーズンではあるが、落とし込み釣りのレッスンを兼ねてアトムさんにも同行していただいた。しかし私達は今回カワハギ(キモ)目的である。
 カワハギは何の餌で釣れるかもわからないので、とりあえず赤イソメを買い、そしてコマセと黒鯛の餌となるカラス貝をごっそりと掻き採り釣り場に向かう。

 途中ヘチの黒鯛の魚影を探してはみるが、潮も引き始めているので一枚たりとも姿はない。また潮が満ちてくれば姿を出すだろうと、まずは朝一番でアオリイカを狙うことに。イワシの群れも居てイカか何かの魚に下から追われているようだが餌木にはまったく反応がない。
 次にカワハギならいつでも釣れるだろうと、アトムさんと黒鯛の落とし込み釣りをやることに。アトムさんはフカセ釣りでの黒鯛釣りは経験したことがあるが、落とし込み釣りをするのは初めてである。落とし込み釣りでは大型黒鯛ばかりが釣れると聞き、期待度は急上昇↑↑。キス釣りクラブに所属しているだけあり釣りのセンスは抜群!すぐに釣り方を身に付けて様になっている。でも肝心の魚はまったく居なく、その豪快な引き味を体感することが出来なかった・・・。すいません、後期待です。
 さて、いよいよ今回本命のカワハギ釣りに。いざ本命にして狙ってみると釣り方がわからないのだ。でも石鯛釣りの外道として簡単に釣れたのだからと、イメージしてコマセを撒き仕掛けを投入する。「コンコン、クンクン」 これはカワハギに間違いない!と合せて巻きとるが姿を見せたのは、毒々しい色をしたキュウセン(ベラ)だった。カラス貝を足で踏み潰し、更に撒き、仕掛けを投入。底まで落ちる間もなくアタリが!すかさず合せる。「ドンドン・ドンドン」 なんか引き憶えのある引きと思えばクサフグだ!水面を見てみればクサフグが群れとなし浮上していた。その後はフグのオンパレードになってしまった。撒き餌はフグを寄せるだけでカワハギはお呼びでないようなので撒くのはやめた。思ったよりも難しい釣りだった。
 一通り様々な釣りを楽しんできた大原さんもカワハギを狙うという。そして間もなくして何やら菱形の魚をぶらさげてきたじゃないか!今回本命であるカワハギだ!「あの辺りの真ん中で一発できたよ」 と相変わらずの得意げな表情語だった。それではと私も同じポイントに入れてみると「ギューン! 」私にも一発できた。「やったぞー!キモゲットー!」 とりあえずこれでカワハギの肝は私の胃袋に入ることが確定だ。エギングでアオリを粘っていたスズキ君も察知して、それでは俺もと駆けつけた。
 

   〜!

こんな色だが食べると意外といけるらしい。


カワハギなんてちょろいぜ♪


            フグばっかり〜



  アトムさん:「ここに肝があるんですヨ!も〜こんなぷっくり膨らんで〜たっぷり入ってますよー!」 この言葉にみんなで想像しヨダレをすすった。ズズ〜ッ・・。
 ここからは本腰をいれてカワハギを狙ってみるが、最初の1投1殺はどこへやら、後が続かずまたもフグやキタマクラばっかりだ。堤防の先端が空いたので場所を移動すると、またも大原さんに一発でカワハギだ!どうやら転々と場所を変えた方がフグを寄せず、効率が良いみたいだ。
 アトムさんもキス釣りから移行してカワハギを狙う。すぐにアトムさんの竿が満月に曲がった。3連胴付き仕掛けにカサゴ、フグ、石鯛と掛かってきたのだからたまりません!
 その後はフグ8対カワハギ2の割合で10数匹のカワハギを釣り上げることが出来た。
 正午をまわって竿をたたみ、帰り際ヘチを見ながら行くと、至る所に黒鯛が姿を見せて餌を啄ばんでいた。私達はいつもあまり長い釣りをすることがなく、半日も釣りをすれば黒鯛がいくら居ようが見向きもしない。後で聞いた話だとアトムさんには初めて目の前にべらべらと見る黒鯛に、竿を出す事なく通り過ぎるのはたまらなく辛かったそうです。次回は黒鯛本命狙いで朝一番で心ゆくまで落とし込み釣りをしましょう! 



みんなでなんだかんだでこんなに釣れました。


私の釣り分はまな板の上に。


おちょぼくちだー!
おもしろそうー!あたしでも出来たー!



もうたまりません!ヨダレたらたらです。
 こうして刺身に、味噌を和えた肝に付けて食べてみる。「ん〜〜!トロける〜」 たまりませんでした。病みつきになりそうです。これからしばらくはカワハギにはまりそうです。


  

 

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