2010年4月11日  天気:【晴れ晴れ


メンバー:【ノリさん,ゴリ,かっちゃん】


 今年もそろそろあそこにタラの芽採りに行きましょうか〜?とノリさんと日程を合わせている頃、一通のメールが届いた。その内容は、『いつも一人で釣りしているので仲間にいれてください』という近所に住む青年からのお便りでした。どんな人柄かも会ってみなければわからないし、自分達も元々、釣り場やネットで知り合った釣りバカ達の集まりなので快く会ってみることにしました。
 それから数日後、ノリさんにも付き合ってもらい、3人でオイラの職場で入団テストです(^m^) 会った第一印象は、ちょっと怖そうなお兄ちゃんって感じでしたがそこは同じ趣味をもつ同士、打ち解け合うまで時間はかかりませんでした(^_^) 彼は安倍川水系はほぼ制覇しているらしく、海釣りも少しはやるようで、これからの強い戦力になりそうです。
 あだ名が“ゴリ”だったそうで、チーム最年少なのでそのままゴリと呼ばせてもらうことにします。
 そして早速、恒例のタラの芽釣行に同行してもらうことになりました。しかしタラの芽沢は、はっきり言ってショボイ沢であり、荒谷を極めた彼が果たしてこんな沢で満足してもらえるだろうか…。


楽チン楽チン♪



なんも出ないな〜
 早朝集合し、ゴリ号に便乗させてもらい釣り場に向かいます。途中気がついたのは、まだ桜が満開でないことです。いつもこの時期ならば、枝垂れ桜が散り始め、ソメイヨシノが満開なはず。今年の春は冷春??気味なので遅れているのか??
 先行者もなく無事に車止めに到着です。今年も竿を出すのは滝の上からにします。やがて難所の滝に到着。まずはノリさんが慎重に横ばいに通過します。そして次にゴリが行きます。その瞬間オイラは目を疑った(゜o゜) なんと、平地を歩くかのようにスタスタと通過したのだ!道が踏み固められてきて、足場が出来てるのかと思い、オイラも次に進む。去年よりは歩きやすくはなっていますが、やっぱり横ばいに通過しなくては無理でした。新人ゴリのポテンシャルの高さを早くも実感したのでした。
 そして滝上から竿を出して行くことにする。実はゴリ氏、渓流釣り暦は20年近くやっているそうですが、毛鉤を使ったことが一回もないという。そこで初めて毛鉤を振るならチョウチンでしょ〜ヘチガラスならではの…(^_^;) 釣具屋で買ってきた一つ500円もする毛鉤を付けて、緊張の一振りをする。しかし何の反応もなし…。毎年何匹か釣れる大きい淵(ここでは大きいレベル)で粘るものの、一度のアタリもなく次へと行く。次々と進むも一向にアタリナシ…。どうしたことだろうか??
 暫くしてようやく魚の居る反応が伝わった。それはもうタラの芽畑に近い魚止め付近でした。
 最初に揚げたのは我が特攻隊長ノリさん。型は決して良いとは言えませんが本日、記念すべき一本勝ち〜!
 







朱点の鮮明なアマゴちゃん
 その後、オイラに、ホントの最後のポイントでかろうじて釣れた一本です。
 マジで渋いというか魚が居ない。
ここでゴリが、「ヘチガラスが釣り絶やしたんじゃないですか〜?」
 という。
 確かにノリさんは今シーズンここには何度か来てるそうですが、釣りだけでそう簡単に根絶やしにはならないでしょう??
 それはノリさんの腕次第ですが…
 
 そして、毎年恒例のタラの木林に到着です。しかし、あれっ?芽が出てない!!
 今年の春は寒いといえ、これは遅過ぎる。畑の芽は採りようがないので来週に持ち越しとして、帰りの林道を進む。





これだけ〜〜まだ早かった…

帰りの林道で収穫した唯一のタラの芽
第2回戦


ゴリの初釣れ写真♪

釣ったぞ〜〜チビあまご…!
 ゴリとの初釣行、これで終わってしまってしまうわけがない。同じ○○水系の沢で第2回戦を決行する。
 この沢は20年ほど前は渓流雑誌に載るほどの好渓で、オイラも師匠と雨上がりに行っては爆釣したことのある思い出深い沢である。
 沢に到着すると、ゴリが妙な事を言い出した。

 ゴリ:去年ここに来た時幽霊見たんだ!

…マジで?…なんでも笠を被った上下黒タイツのイケてる源流師が、声をかけた瞬間消えたと言うのだ!
 ふだん霊感を感じたことのないという彼がそういうのだからシリアスに感じる。
 そんな怖い話を聞いても全く経験のないオイラは動じず、気にもせずに行く。まだ今日はゴリだけ魚を釣ってなかったので、“釣ったぞ〜”写真を撮るために先行してもらう。暫くしてゴリの竿が“少し”曲がり、今日初物ゲット!初撮られ写真には、なんとも淋しい型でしたがこれはみんな同じです。いきなり大物写真なんてのを成し遂げたのはあっきーくらいでしょう。
  




荒れた谷を進むゴリ




今日、一番??
 久しぶりに訪れた沢でしたが、相変わらず素晴らしい渓相である。多少、崖崩れで淵も埋まってしまった感じは覗えるが水量も豊富で、もしかしたらここで…なんて大物が期待できる淵も点在する。
 滝越えのゴリに手貸してもらいながら慎重に突破すると、なだらかな渓相が続く。
 
 暫くして、岩の陰からノリさんに本日初のキープサイズが出た!ここからは型はされど、ウブなアマゴ達が毛鉤に反応してくれるようになった。 



これがミズっていう食える野草だよ

 昼も過ぎたので昼飯にすることにします。いつものようにガスストーブを取り出し、湯を沸かし始めると、ゴリが不思議そうに見ている。何かと思ったらゴリは渓ラーは未経験らしい。安倍川水系を極めたゴリも渓ラーメンは極めてないと知り、少しうれしいバカ管理人でした
 湯を沸かす側でノリさんが野ワサビやらミズという山菜??を採集しています。このミズという草は前からノリさんが推奨する山菜なのですが、まだ食べたことはない。いつか、渓宴会の前菜に使ってみよう!


岩の上に樹木
自然が織り成す神秘ですね




またこんなんだよ…
 坦々と釣り進むが釣れてくるのはチビあまごばかり…。そのうちに魚止め付近に到達した。
 すると、沢の両岸の無数のタラの木が!その数、単純に数えても数百本!タラの芽目的で挑んだ今釣行だったが思わぬ収穫である。
 しかし喜びもつかの間で、前の沢と同じく芽がまだ出ていない…。
 来週には満開だろうと推測してこの場を後にした。
帰りの藪漕ぎではワラビを見つけて採集して、それなりに山で遊んできた感はありました。
 帰りの林道ではマムシが徘徊していたので、ノリさんとゴリとの連携プレイでペットボトルに封印。
 数年後には美味しい??マムシ酒になってることでしょう(^m^)
 非常に渋いゴリとの初釣行となってしまいましたが、これも時の運ということで許してもらいましょう!



マムシ捕ったど〜〜
長物嫌いなノリさんは少し引きぎみ〜
でも酒は飲むぞい!




 

 

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