ぶどう虫採集          
      
                                    
                                   2006年1月  
 
 渓流釣り解禁も間近となり、餌釣りの準備支度にとスズキ君とともに天然ぶどう虫採集に行った。とは言っても天然ぶどう虫を取るのは何年ぶりだろうか。
 今は亡き私の師匠は天然志向で、渓流釣りの餌にこだわりをもっていたらしく天然ぶどう虫しか使わず私はこれに従事していた。渓流釣りが禁漁になり草、木が枯れるころになると、「かっちゃん、虫を取りに行こうか!」 とお誘いが掛かったのを思い出した。
 師匠が亡くなってからは天然ぶどう虫を集めるには難しく、バイオちゃん、はちっこ、などに頼り最近ではミミズ、川虫を使うようになっていた。ある程度の技術と居るポイントは伝授していたつもりだったので、「まぁ、たくさん捕れるだろう」と簡単な気持ちででかけてみた。
 3月の解禁当初は水も冷たく川虫を捕るのはつらいし、ミミズでは食いが悪いので今期はこの時期でも比較的有利なぶどう虫で釣りをするつもりです。




こんな感じに膨らんでいる


 ぶどう虫とはブドウスカシバという蛾の幼虫のようで、主に山ブドウのツルの中に居る。話によると山林よりも海岸近くの雑木林の方がたくさん居るようです。
 ツルは節のある太いツルなので見つけやすいのだが、肝心の虫が入っているものは少なく見つけたツルのうちの10%程度しか入っていない。
 「あったー」やっとのことで見つけて開けてみると、蟻の大群がワサワサ出てきてかなりビビったりするのだ(X_X)。
 第一ポイントに到着してすぐに見つかった。入っているか確認するのに割ってみると丸々と太ったぶどう虫が入っていました。師匠の話だと天然ぶどう虫は養殖の物より色が黄色く、釣り鉤に刺して水に浸かっても縮まないという。そして水中でゴールドに輝くそうだ。


天然ぶどう虫 

 第2ポイントの海岸線を念入りに探すがなかなか見つからない。ずっと上を見ていると疲れてクラクラしてしまう。
 そして何気なしに入った駐車場にあるマキの木の垣根に張ったツルに目を向けると、あるある。そのツル一本に7匹も虫が入っていた。
 そのあともポツリポツリと見つけて、それでも二人で2回釣行するくらいの数は捕れた。あとはこのぶどう虫で40センチのヤマトイワナを釣るだけだ!(-_☆)



 

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