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2007年3月21日 天気 :【晴れ】
メンバー: 【オオシオさん,杉山さん,かっちゃん】
写真提供:オオシオさん
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2ヶ月ほど前、僕達HP開設の発端となったDANZENのオオシオさんから、渓流釣りのお誘いメールが入りました。
僕達の休日は基本的に日曜日と祝日であり、オオシオさんの休日は水曜日ということで、釣りを共にすることはまず無理と思っていた。しかし、この日21日は水曜日祝日で、オオシオさんも休みが取れそうということだった。こんな奇跡的チャンスはまずめったにないでしょう。ほとんどの釣り仲間が日曜日や祝日休みの中、そして貴重な休日を僕達に捧げてくれたオオシオさんに感謝したい。
普段、単独釣行の多いオオシオさんは、釣果よりも大勢でワイワイやるのが楽しくてイイ、ということで5人のメンバーが揃った。しかし、仕事の関係で参加する予定でいたスズキくんとHくんが抜けてしまい、僕達ヘチガラス2人とオオシオさんとの3人での釣行となりました。 |
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夜勤の杉山さんとオオシオさんの仕事が終わるのを待って、AM2時過ぎにオオシオさん宅に集合。数日前にお会いしている同級生のオオシオさん。体格がよく、貫禄がありますね〜(^^!そして初対面のオオシオさんと杉山さんですが、どうやら気が合いそうで楽しくいけそうです。釣り場に着いてから車で仮眠するつもりで、僕の車と杉山さんの車との2台での出発となりました。
僕にとって、いつか共に出来たらと願っていたオオシオさんとの釣り場までのドライブは、話すことも多く、いつもより近く感じた。そして、落石をどかしながら荒れた林道を進むと、いつしか夜が明けようとしていた。目的地に近づくと道がアイスバーンでツルツル前へ進めない!こんなこともあるだろうと、僕の用意してきたチェーンを杉山さんの車に装着。ここからは1台に乗り換えてどうにかアイスバーンを突破した。 |
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アイスバーン突破にチェーンを巻く
滑ったら車ごと谷底へ…
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目的地、車止めに着くと先行者の車が一台停まっていた…。しかしここの車止めでは、本流と僕等が入渓予定していた沢の選択肢があるので、その沢に入っていないことを願うしかない。朝食にオオシオさんが僕達の為に作ってきてくれた巻寿司をパクリとやる。これがまた最高にうまい!2人であっという間にたいらげて、腹を満たしたところで少し仮眠することにしました。 |
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期待をして仕掛けを作る
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寒さで目を覚ますと杉山さんは起きている。
「沢を前にして寝てられないよ〜」 と、やる気満々の杉山さん。相変わらずタフだ…。1時間ほど寝ただけだが、以外にスッキリしていたので釣り支度をして登山道を行く。そして沢床に降りて堰堤を登って行くと、コンクリートの上にまだ歩いたばかりの濡れた足跡が…。
「やっぱりここに入っていたのかぁ…」
どうしよう。時間差で行っても、こっちは3人。すぐに追いついてしまうだろうし、追い抜くわけにはいかない。オオシオさんと相談すると、
「下のH沢が空いてたね、移動しようか!」
またひたすら登山道を下り、本流を渡ろうとすると、以外に水量があってイイ感じだったので少し攻めてみようということに。
オオシオさんはルアーで、僕達は餌釣りでやってみることにする。 |
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本流にて
ヤマトじゃないけど今年初イワナだよ♪ |
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僕はオオシオさんのルアーのテクニックを少し盗み見してから、緩い流れにキンパクを付けて流してみる。1投目には何も反応がなかったが、2投目に「ゴツゴツ、ぐぅ〜ん」きました!回転しながら寄ってきたのはイワナでした。ヤマトか!?オオシオさんに見てもらったが、ボヤ〜っと薄く白い点がある混血イワナだった。25センチ、綺麗な魚体でとりあえず釣れてうれしい!これは幸先がいいぞ、と思っていたが、その後どんなに良いポイントに入れてもアタリすらない。杉山さんにも、オオシオさんにもである。首をかしげながら行くと、オオシオさんが雪の上に歩いたばかりの新しい足跡を見つけた。釣れないわけだ!先行者は2人いて、この本流と支流とに分かれて釣りしているらしい。やっぱりH沢に行こう!とまた移動することに。 |
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あらゆる釣法で粘るが…
ボーズ覚悟でヤケ酒を呑む面々
サスガ昼飯も一味違うオオシオさん |
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行き道には入渓者はいないようだったが、今はもう10時半。恐る恐るH沢へ向かうと、車は見当たらなく、どうやら今日は来ていないようだ。よかった!人気の沢なのに何故?という疑問もあったが、期待して沢へ降りる。まだまだここらは真冬の気温であって、雪もドッサリ残っている。先頭を行く僕は足場を作ろうと、雪を足でガンガン固めていると杉山さんの、「ちょっと、かっちゃ〜ん、そんなに固めるとかえって崩れたり、滑ったりしない?」といった怒号が聞こえる。杉山さんは上からオオシオさん、下から僕にとカメラに囲まれていた。オオシオさんはといえば、慣れた足取りで難なく滑り降りて来た。
さぁて始めよう、今日この沢で釣れなければ後はない。水は少ないが好ポイントの連続である。しかし相変わらずみんな当たらない…。おかしい、足跡も見当たらないのに釣れない。水温がまだ低いからなのか?でも前に同じ時期、条件の時には釣れたけどなぁ、などと焦るばかり。大きな淵の瀬に初めて魚影を確認できた。その魚の口先めがけて餌を流してみる。興味を示して寄っては来るが、見えている魚がそう簡単に釣れるわけがない。時間もそこそこになり、腹も空いたのでここで昼食とする。
しかし今回食べるはずだった、いや、オオシオさんに料理してもらうはずだったイワナのお造りのネタ魚がない…。でもいいのだ、こんなこともあるさっ、て思えばウマイ酒が呑める。ツマミは過去の栄光と杉山さんの幽霊話で十分だった。
魚釣り、みんなでボーズならこわくない… |
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一晩で一升の酒を飲み干す大酒豪! |
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みんなほんのり頬を赤く染めながら酔っぱらい釣行を始めた。ここらで一発、酔いの覚めるでっかい魚が釣れないか!などと思いながら釣り上がって行くと、オオシオさんの竿が大きく曲がっている!取り込むとウネウネと暴れていて、格好からして大きなイワナみたいに見える。駆け寄って、「イワナ?」 見るとアマゴだった!隣で釣っていた杉山さんにもほぼ同時にヒット!これもまた、でかいアマゴである。痩せてはいるが長い。オオシオさん:「尺あるかも!」 僕はすかさずメジャーを取り出して計ってみると、軽く30センチを超えている!31センチの尺アマゴだった。杉山さんのアマゴも計測すると28センチ!一体この淵はどうなっているのだろう。一度はボーズを覚悟した後の奇跡の逆転劇だった。人の釣果だが僕もうれしい。しかしオオシオさんは「あまり嬉しくない尺だなぁ」と言っている。確かに痩せていて雌らしいし、格好はよくないが尺は尺。たぶん、昨年尺超えを達成している余裕でしょう! |
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出ましたー尺!
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イワナも釣っちゃった♪
オオシオさん、2匹目のアマゴ27センチ!
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焦って近くの木の枝に仕掛けを絡めてしまった僕をよそに、杉山さんはこの淵で更にイワナも釣り上げた。どういう訳かその後ポツリポツリと皆釣れだした。ボーズを確信した僕等から殺気が消えたからなのか!?
その後、支流へ僕一人で少しやってみたがアタリもないので戻ると、オオシオさんがまた良型のアマゴを上げていた。しかし今回オオシオさんのもうひとつの目的は、お店に出す骨酒用の天然イワナの調達であって、アマゴには用はないようです。なので、アマゴは僕が家で腹を空かして待っている雛達のためにいただいて、その代わりに僕が釣ったイワナはオオシオさんへ、という物々交換が成立したのでした(^^;)アマゴの骨酒はあまりイケないらしいです。 |
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雪も深くなって、遡行も困難となり、時間も4時を回っていたので渋々竿を畳んだ。最初からこの沢に入っていればもっと釣れたかも…でも今回はオオシオさんとの初釣行。共に釣り出来ただけでも奇跡なのだから。。。 |
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