エメラルドグリーン

 2007年4月8日  天気:【晴れ


メンバー:【ノリさん(旧名:杉山さん),かっちゃん】


 またまたやって来ました大井川源流。今シーズンは新メンバーのノリさん(旧名、杉山さん)から篤いお誘いを受けて順調に渓に足を運べています。今回から本人の要望により、アトムさんから杉山さんへ、そして親近感をもってもらうために”ノリさん”と呼び名を変えることにしました。
 そして今回選んだ釣り場は、前回オオシオさんと入渓する予定でしたが、先行者により断念した沢にリベンジ戦ということになりました。また先を越されないように前夜から大井川源流へと車を走らせた。



レッツゴー!

登山道を往く


高巻き〜

微妙にコワイ高巻き


ニッコウイワナ

ニッコウイワナ Gets!


良いポイントなんだけどね〜

何でか釣れない


釣れちゃったって感じ

ノリさん、この沢初物!


ぜんぜんいないじゃ〜ん

 夜は長いしと前夜祭用に大量の酒と食料を買いこんで20時出発。何度通っても長い道のりを行く。やがて未舗装道路に入り、しばらく行くとカモシカに出会えた。ノリさんは過去カモシカに逢ったときには決まって良い釣りが出来るそうだ。これはイイ予感がするぞ♪
 恐る々目的地に向かうと、車は見当たらない、どうやら僕達が一番乗りのようでした。23時半到着。早速酒を飲み交わしていると、それから30分もたたない後に釣り人が…。危なかった!スーパーでの買い物で道草を食っていたら越されていたかもしれなかった。お互いの入渓場所を確認し安心したところで、またガンガン飲み直す。僕はそれほどお酒は飲めないのですが、ノリさんはといえばお酒の紙パックの傾き加減からして、一升近く飲んでいそうです。同じ話をしだしてロレツが回らなくなってきています…「もう、寝ましょう…」気が付けばもう午前2時をかるく回っていました。前日も寝なしで釣りをしてきたノリさんは、死んだように爆睡していました。

 翌朝目を覚ますと雲ひとつない快晴でした。支度を済ませて入渓点まで登山道を行く。前回よりも水量は増していてイイ感じだ。
 そして、淵をかるく高巻き、ぶどう虫を付けて竿を出す。だいぶ攻められていて釣れそうもない淵に仕掛けを入れると、一投目からアタリがきました。よく食い込ませてから合わせると、まずまずの型のニッコウ系イワナでした。
 今回の目的は、ノリさんが見たことも釣った事もないというヤマトイワナに逢うことなのです。しかし、そのヤマトイワナに逢うべく釣り進むが、まったくと言っていいほど反応がない。餌をキンパク、クロカワ虫など色々試してみるが同様ダメである。渓相も水量も申し分ないのだが、例年見られる魚の姿(走り)がまったく見られない。

 それから僕は飛虫を確認して、テンカラに切り替えてみることにしてみた。魚が居れば反応して跳び付いてくるが中々ハリ掛りしない。まだテンカラには早いのかもしれない。後からじっくり餌釣りを楽しんでいるノリさんのポイントを荒らさないように、テンカラ釣りの僕は、チョンチョン釣り飛ばして行く。一休みしているとノリさんが追いついてきたので、どうだったか聞いてみると一本出たそうだ。仕掛けを上げたら付いていた、いわば釣れていた感覚で納得がいかないようでした。「この沢は、これからが核心部ですよ」 と僕はノリさんをアオリまくる。そしていつも必ず釣れる絶好の淵にたどり着いた。
 僕、「ここ、魚がウヨウヨしてると思いますよ! 」ノリさん、「いないね〜」…
 おかしいぞ〜!なんで居ないんだ。年々淵も浅く、少なくなってきているのは確かだが釣りきられてしまっているのだろうか。「ここは良く釣れる沢だよ〜」と釣らせる自信を持ってノリさんをここへ連れてきた手前、焦る。

 その後、僕はなんと毛鉤にクロカワ虫を付けたりしてのヘンテコ釣法で岩魚を釣り上げたところで昼休みとしました。
 それでも今回は”食べる”魚が確保出来たので、まだ焚き火で焼いて魚を食べたことがないというノリさんのリクエストに答えて、焚き火で焼いた岩魚を酒につけて飲む骨酒なるものをやってみた。前日、少し雨が降ったせいか枯れ木が湿っていて中々火が点かなかったが根性で燃やす。渓泊まり以外で焚き火は久しぶりで、気持ちイイ。ヘチガラスならでは!?の燻製焼きを意識して広葉樹の皮付き焚き火効果あってか、うまくこんがり飴色に焼きあがった。
 まずはそのままノリさんにガブッとやってもらうと 「んごー!なんじゃこりゃ!うま〜!!こんなにうまいんだ岩魚って! 」食べ慣れているつもりの僕が食べてみても、脂ののりといい今までになく最高でした。初期の脂のないスカスカで味のない岩魚のイメージが覆した。更に焼きあげて、燗をつけた酒に浸した瞬間、飴色に広がりなんともいえないイイ香りが…。それを口にしたノリさんは、もう自分がこんな山奥に居ることも、帰りの体力も臆することなくゴックンゴックン飲みまくる。昨夜話したことをまた話しだしたりと…ヤバイと思ったが大酒豪のノリさんはこの程度は水を飲んだのと同様何ら問題ないようでした(^_^;)先日買った2リットルのお酒はカラッポでした(~_~;)そして気が付けば2時間以上ここにいるじゃないか!こんなにマッタリとした長い昼休みは初めてでした。


テンカラで釣れたよ〜
 
テンカラは楽しい

荒川岳よいしょー!

 休みすぎて釣りをする時間がなくなってしまった。暗くなる前に車まで戻れればいいさと、あと少しだけ釣りすることにしました。さすがにここまで来ると水量も少なくて魚の入っているポイントも少ない。数少ないポイントに提灯テンカラでチョンチョン誘うと、ボコン!きました!今日最大の25センチ。いつも大体ここらでヤマトイワナが混じるのだが、その後釣れるイワナはみんなニッコウ系イワナでした。もしかしたらこの沢のイワナはすでにニッコウイワナになっているかもしれない。ヤマトじゃなくても今日は釣れただけ嬉しく感じたのでした。
 まだ釣り足りなかったが、もう時間は4時をまわっていたのでここで納竿としました。寂しい釣果でしたが、釣り仲間とこうして遊べることが幸せなのかもしれない。
 ノリさん、2日間お疲れ様でした〜。



 

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