エメラルドグリーン

 2007年5月20日  天気:【晴れ


メンバー:【スズキくん,かっちゃん】


 緑深まり、心地良い季節になりました。このところ何かと忙しくて釣りに行くことが出来なかったスズキくんと、今まで入渓したことがない沢に探索に出かけてきました。2人での渓流釣りは、記憶を辿ってみると1年ぶりでした。まだ僕達に子供がいなかった頃は2人でほぼ毎週のように安倍川や大井川の支流を駈けずりまわったよね〜、などとひと昔前のことを話しながら新天地をめざしました。




深緑抜ける青空 たまりませんね〜


雰囲気あるでしょ〜




今年初岩魚だよ〜




ウッシッシ、骨酒岩魚キープ!




 今回まず目指したのは、大井川水系に向かう途中の林道沿いの沢です。その沢は林道沿いで簡単にどこからでも入渓できることから人気が高い。しかし簡単とは言っても渓相は中々のもので、侮れない沢です。
 やがてその沢付近の道を走っていると、道端に釣り人と思われる車が止まっていた。「ダメか、仕方ないもう少し上から入ろうか」 ここらなら、といった場所には車が停まっていて、結局は入渓できず諦めることに…。今日は興津川の鮎の解禁日なので友釣り師はみんな興津川へ鮎を釣りに行って、渓流は空いているだろうと思っていた僕の考えはハズレでした。
 仕切りなおして、さあ、どこへ行こう。すると珍しくスズキくんから「S沢って行ったことがないからどうかな?」と名案を出してくれました。前から気になっていたし、よし!そこへ行こう!と井川方面へ車を走らせた。いつもだと、このグネグネ道を車で走っているとスズキくんは「何だか、胃がきもちわぁんるくなってきた←焼津弁」というのですが、今日は体調が良いのか?僕の運転がやさしいのか!?何も言いませんでした。きっと何よりも新緑がすばらしく、心を癒してくれたからでしょう。

 S沢はというと2年ほど前まで禁漁区となっていたので釣りはしたことはありませんでしたが、解禁を待ち望んで偵察には来たことがあったので場所と感じはつかめていました。
 なるべく上流に車を停めて沢床へ降りてみると、木々が覆い茂り、暗くなった沢は何となく不気味ですが、未知なる沢に期待感も募るのです。
 ミミズを付けて淵を丹念に探ってみる。するとすぐに先を釣っていたスズキくんが魚をぶらさげて戻ってきました。「岩魚だよ」 「えっ? 」僕はこの沢はあまごしかいない沢と思っていたので少し拍子抜けしてしまった。しかもニッコウ岩魚…。でも初めて来た沢だし、釣れるだけマシというものです。岩魚は骨酒にすると最高だからこれまたうれしい(^_^) 二つほど上の淵で僕の竿にもアタリが来た!「ガツガツッ!」岩魚特有のアタリです。やはり釣れたのは岩魚で、大きな白点に茶色い背中のニッコウ岩魚でした。大井川源流で釣れるニッコウ岩魚とはまた、ちと何かが違う。
 それにしても今日は、暑くもなく寒くもなく心地イイ!太陽の光が芽吹いたばかりの若葉を抜けて、黄緑色の光が優しく広がり、癒されます。


   癒しの光


大物いないかな〜




チビ岩魚ばかりだけど楽しめます。



ロールオーバー↑
20センチ、今回最大でした。

 やがて林道に差し掛かる橋が見えてきました。せっかくの雰囲気を落胆させる光景ですが、ここはまだどちらかと言えば里川、まぁ仕方ないか。それでも岩に囲まれた淵も現れて、源流釣りの雰囲気はあるのです。
 大きな淵に数匹の岩魚がゆらゆらと泳いでいるのを確認して、餌のミミズを流してみますが食ってきません。もしかして毛鉤ならと思って、提灯テンカラで「チョンチョン」と誘ってみますが、まるで興味がないようです。新しい足跡もあるし、以外と釣り人に攻められてスレているのかもしれない。
 それからはまた餌釣りに戻して釣り上がって行くと、小さいながらもボチボチ釣れるので楽しめます。
 次に現れたのは、なんと堰堤でした。時折コンクリートブロックのかたまりやワイヤーなどが散乱しているのでもしかしてとは思っていました。一応僕達は源流釣り師のつもりなので、こういった人工建造物が目の前にドカーンと現れるとがっかりしてしまうのであります。
 ここを越えるともう堰堤はない様子で高度もぐんぐん上げてきました。岩も大きくこの落差の中を魚達はどうやって行ききするのか不思議です。
 もう今日はこのぐらいにしておこう。時間を見るとまだ10時、やっぱりスズキくんと僕の釣りのテンポは速いようです。たった半日の釣りでしたが、それでも丸一日釣りを楽しんだ気分でした。

初めてタイマーを使ったよ〜!

      気持ちイイね!スズキくん、また探索釣行しよう!



 

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