エメラルドグリーン

 2007年6月17日  天気:【晴れ


メンバー:【ノリさん,かっちゃん】



 今年も、いよいよ梅雨の季節がやってきました。しかし今年の梅雨は降水量も少なく、短い期間で明けるらしいです。
 今回はその梅雨の晴れ間に、夕方5時までに帰る、というタイムリミットを背負って遥々、早川まで足を運んだ。同行してくれたのは毎度お馴染みのノリさん。この川へ何度か訪れているオオシオさんから少し情報を聞いただけで、まったくの無知な手探り釣行です。道がわからないのと、場所取りを兼ねて前の晩から釣り場を目指した。


 いつも行く大井川源流とは、山を挟んだ裏側(裏川?)になるのだが交通の便が良く、道も広くキレイで2時間半ほどで車止めに着いた。車止めには1台の車が停まっていたが、すでに寝ているようなので朝起きてから先客にどの区間を入るか聞くことにする。僕らも無事ここまで着いたということで、かるく一杯やって寝ることにした。
 午前3時をまわった頃だろうか、何やら外が賑やかい。僕は熟睡していて意識がもうろうとしていて何がおきているか記憶になかったが、朝僕が目を覚ますとノリさんが鬼の形相をしてすでに起きていた。何があったか聞いてみると、3時くらいに後から来た連中が先に来ていた僕等に声もかけずに先行して行ったというのだ。
   ノリさん 「バッカ野郎〜!節操もないやつらだ」 
 ノリさんの怒りは治まらない。川は大きいし、いちいち寝てる人を起こしてまではしないだろうが、何かやりきれない気持ちは痛いほどわかる。流石は有名河川、その後も後から来る釣り人は後を絶たない。仕方なく先行して行った連中のおこぼれを釣ることにして下流から入ることにする。
 




どこに魚いるんじゃ〜



押し寄せる土砂



今年ルアー初物!



竿が硬くて釣りにくいな〜



本日、2本目25cm。
錆びてるな〜





 沢床へ降りてみるが、永遠とザラ瀬が続いて全くといっていいほどポイントがない。もちろん魚もいるわけがない。3kmほど歩いただろうか。やっと岩や落ち込みが現れて竿を出せる所まで来た。
 今回僕はルアー一本でやろうと心に決めていたので、さっそくミノーを投げて引いてみる。一方、ノリさんはすべての釣法を試してみたいらしくまずは餌釣りで始めてみる。
 先行者がいるとはいえ、魚の影すら見えなくアタリももちろんない。沈黙の時間が続いた。渓谷が険しくなるまで釣り飛ばすことにする。
 更に2kmほど釣り飛ばしたところでやっと落差が出てきて、魚がルアーを追う姿が見えた。
「よーし、気合入れて行くかぁー!」
 今日初めてと言っていい絶好のポイントが現れた。上流から身を低くし、魚に感づかれないように下流に向けてキャストする。絶対居ると信じて様々な方向からキャストしてみる。10投近くしたところで「ゴン!ググ〜!」来たー!小さいが今日初物で、今年初めてのルアーでの釣果である♪。
後で来たノリさんもこれを見て、気合が入りルアーに変更する。ノリさんが用意してきたのは、オオシオさんお勧めの”Dコンタクト”。どんなルアーでも釣れなかったのにこれに換えた途端に釣れ出したと言う優れ物。しかし、それ以降またもザラ瀬の連続となりこのルアーを発揮する場がなーい…。
 どれほど釣り飛ばしただろうか。歩き始めて6,7km(帰ってから地図で計測)は来ていそうだ。タイムリミットは後わずか…。僕は自分の釣果よりもノリさんの釣果が気になって仕方がない。ここまで来たのにボーズでは面目ない。心を他所に、谷間に聳え立つ北岳が実に綺麗で憎らしい。富士山の次に高いという北岳には、もう6月半ばというのにまだ雪が沢山積もっていた。
 渓相が安定してこれから、と言う時には帰らなくてはならない時間になってしまった。もう少し林道でを歩いて、釣り飛ばしておけばもう少し…。でも初めて来た沢なので、様子見ですよ…。
 頃合をみて林道を目指して這い上がると、ジャスト!なんなく上がれた。トンネル工事をしていたお兄さんと話をしたところ、ここから車止めまでは約8kmとのこと(xx)知らない間に半日でこんなに歩いたんだ、と自分達のタフさに驚いた。
 釣果はさておき、帰りの林道ではハルゼミは鳴き、トンネルでは岩ツバメが巣を作り、道を横断するヤマカカシなど、退屈させない自然がイッパイでした。
 
 ノリさん、また来年出直してきましょうよ!(^_-)-☆



 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送