エメラルドグリーン

 2007年7月28,29日  天気:【晴れ時々曇り晴れ曇り


メンバー:【あっきー,大原さん,ノリさん,かっちゃん】

写真提供 あっきー,大原さん


 今年もやってきました大井川源流へ!今回は我がやる気メンバー3人に加えて、大橋魚センターのあっきー(今回からあっきーと書かせてもらいます)を仲間に巻き込んで行ってきました。
 メンバー以外の人との渓泊は初めてで波長が合うのか心配でしたが、そこは釣り好きに遊び好きどうし、何の問題もありませんでした。そしてノリさんも渓泊まりは初めてなので一新したメンバー釣行で楽しみです。
 こんな時に限って不覚にも僕は風邪をひいてしまった。体調がすぐれない。熱っぽいと思ったら37℃5分の熱があった(-_-;)でもずっと楽しみにしていた今年初めての渓泊まりだったので強行突破する。
 いつものようにスーパーで買い物をして前の晩から源流へと車を走らせる。今回荷物の関係で車2台で釣り場に向かうが、前を走っているノリさんとあっきーの車が急停車した!何かと思うとカモシカが居たらしいが、車を降りた時には藪の中へ消えていた。ともあれノリさんの願付けでもあるカモシカが見れたのでいい釣りが出来そうな予感です。
一日目
 車止めに着いて、まずはここまで無事に着いたということでかるくビールで乾杯して朝まで仮眠する。
 朝方寒くて目を覚ますがシュラフを出すのも面倒なので僕は我慢していたが、みんなは寒さに耐えきれずにシュラフに包まったみたいです。
 いつものように寝ぼけ眼で今晩泊まることになるテン場までひたすら歩き続ける。
 年々台風などによる増水で道は崩れ落ち、難所が多くなった気がする。
 たとえ源流域とは言えど夏はあたりまえに暑い!幾度となく大原さんからの「ちょっと君達そろそろ休まんかい!」のストップがかかって小休止しながら登山道を行く。。
 大きなザックを持っていなかったあっきーは、中型ザックを2つ親子で担いでいるので重心が後ろに引っ張られて大変そうだ。
 代わって荷物を持ってあげたいところだが、気持ちだけで自分の荷物の重さで精一杯でどうすることもできない。
 岩にもたれて寝ころんでいるとひんやりとしていて気持ちよくて熟睡してしまいそうです。


とにかく暑い。あいかわらず裸になる大原さん。

マウスON
 ここまで源流に来るといくらかは涼しいが、重い荷物を背負って歩いていれば汗をかいて喉が渇く。
 実はノリさんとあっきーは極度の潔癖症で、沢の水を飲むのにはかなりの抵抗があるようです。
 岩の隙間からチューチュー噴き出している清水ならば何とか飲めそうということで、道の脇から流れ出す小川の湧き水を恐る々飲んでみる。
 「うまい!」当然である。何てったって南アルプスの天然水なのだ!こんなにキレイな水を飲めないのならば渓泊まりをする資格なし!と言いたい。
 ひたすら歩いて何とか目的の沢に入ることが出来た。魚影の濃くなる流域まで釣り飛ばして、沢に近い平地を見つけてテン場を設置する。
 今回は初めての4人での泊まりだったのでテントを2張用意してきた。そして沢の近くを選択したのは炊事が楽でいいからです。
 夜寝るのに沢の音がうるさいのが難点だが、酔って寝てしまえばあまり気にならないでしょう。


完成!
 テン場の設置も終わって後は今晩のおかず(ツマミ?)にする岩魚の調達に行きます。
 ヤマト岩魚に逢えるだろうか?一心に釣り支度をするノリさんとあっきー。
 まだこの時期だと川虫もいるので餌釣りから始めてみる。
 しかし、川虫に噛まれて以来気持ち悪くて触れないあっきーは、持ってきたミミズで釣り始める。
 釣り始めて間もなくあっきーに岩魚が掛かったようです。この沢ではミミズ餌で釣ったことがなかったので驚いた。サスガあっきーだ!
 続いてノリさんにも!釣り人も少なく魚影は濃く、食いもよさそうです。
 そして僕の竿にもきました!まずまずの型のようだ。餌釣りだとハリスも細く、食わせるのが底近くなので引き応えがあっておもしろい。
 ゆっくり寄せて、ヤマトか?と思って確認したがかすかに白点が残るニッコウ混じりの岩魚だった。
 でもほとんどヤマトの血を受け継いでいるようでかなりキレイな魚体だった。


ヤマト?と言いたいところですがかすかに白い点が。


やったね、あっきー!初ヤマトおめでとう!
 僕とノリさんは川虫で、大原さんはテンカラで。一方あっきーはミミズで釣っているが型がイマイチなようです。
 川虫を触れないあっきーに僕が代わって川虫を付けてあげると、やはりすぐに良型が釣れた。
 どういうわけか川虫餌だと型がイイのが釣れる。
 しばらくしてあっきーに良型が!駆け寄ってみると、白点どころか朱点すらない純血ヤマトでした。
 太陽の光を浴びてきらめく魚体はすこぶる綺麗だった。
 何度も写真を撮って記録に残す。僕も他人事でもこれを撮り逃したら次はないかも…そう思って最近ではなるべく画像を残そうとシャッターを押すように心がけています。
 この沢では今まで何度か来ているが、これほど完璧なヤマト岩魚は見たことがなかった。
 すごいぞ、あっきー!

 そして大橋魚センターならではの水中撮影が始まった。よそから見ていると以外と地味な行動だなぁ…(^_^;)

 


朱点すらない純血ヤマト
すばらしい!


得意技、水中動画を撮るあっきー。


ノリさんにも初ヤマト!


毛鉤で釣った大原さん
 ノリさんも今まで白点雑じりの岩魚は何匹か釣ったことがあるが、とうとうヤマト岩魚を釣り上げることが出来ました。
 ノリさんがあと釣りたい魚は北海道にいるオショロコマだそうだ。鮭科すべての魚を釣るのが夢だという。
 そして終始テンカラ一本で釣っていた大原さんでしたが「魚は出るんだけど掛からないよー!」といった感じで悪戦苦闘していた。
 が、しかしチーム最長老!魚を釣ること(殺生)に関しては天下一品で、そのあとは次々と乱獲に勤しんでいた。(^_^;)
 今日1日目の釣りは17時までと決めてテン場に戻ることにする。
 車止めからテン場まで歩いて、釣りを始める頃にはもういい時間になっていてしまっていて釣りをできる時間は少ない。
 ここに釣りに来るならば最低でも2泊3日で来たいところです。
 何とか薄明るいうちにテン場に戻って夜の宴会の支度をする。


岩魚ずくしの料理で宴会
 今晩は家に帰らなくてもいい、そう思うとうれしいながらも寂しい気持ちになります。初の4人渓泊まりは予想以上に楽しく心強いものでした。
 まずはビールでカンパ〜イ!天然の冷蔵庫で冷やしたビールは思いの他冷たくて美味かった〜。いつものメンバーでは酒はそうはいらないのですが、今回は大酒豪のノリさんとあっきーがいるので日本酒2L+大原さんの持ってきた350mLの酒にビール4本用意した。大酒豪な方に聞けば「4人でそれっぽっちかい」と言うかも知れないですが、今までのことを思えば大きな進歩なのだ。
 メニューは定番の塩焼きに刺身、最近ハマっているから揚げにちらし寿司の素で作った岩魚ちらし寿司、肉っ気に野菜っ気もないが「ここで釣れた物を食う」でいいのだ。どれをとってもみんな美味い!中でも僕の捌いた岩魚の刺身が好評で、苦労して捌いたかいがあった〜(^_^)v
 個人的にはから揚げが食欲をそそり、美味かった。どれをとっても酒のツマミばかりであり酒がすすむ。
 風邪をひいてしまっていた僕は酒の回りも早く、一番にテントで休ませてもらった。その後はどうなったかは知らないが、2Lの酒がなくなったのは言うまでもないでしょう。
2日目
 テントの下をきれいに整地したおかげで朝までぐっすり寝られた。風邪の具合も良くなっていてよかった。こんなところで風邪をこじらせては帰るに帰れなくなってしまう。
 朝食は昨夜の残りのちらし寿司と即席のあさりの味噌汁。ここで食べるものは何でも美味く感じる。
 腹ごしらえをし、昼までと少ない釣り時間を設定して昨日釣った所まで釣り飛ばす。
 今日も昨日と変わらず魚の反応はすこぶるイイ!人の釣るのをじっくり見ている余裕すらあった。初めての渓泊まりで良い思い出を作ってもらおうと、あっきーに大場所は任せる。すると期待通りにあっきーは釣って答えてくれる。
 しかしこんな楽しい時間もあっという間に過ぎてしまう。昼までと決めていましたが物足りない様子のノリさんとあっきーにもう少し釣りをさせてあげた。「暗くなる前に帰ればいいか!」出来れば2,3泊しながら飽きるまでここにいたい気分でした。
 
 今年こそはと思っていたヘチガラス、フルメンバーでも渓泊まりは叶いませんでしたが、あっきーをはじめ新メンバーノリさんとの渓泊は思い出深いものとなりました。

     みなさんお疲れ様でした〜(^_^)v 

楽しかったね!また来年もみんなで行こう!

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