今シーズン2回目の渓流釣りは、ノリさんが通い詰め、修行した沢に行くことにしました。
先に言ってしまうと、何度かこの沢の車止めに来たことはありましたがいつも同じ車が陣取っており、先を越されてこの度やっとのことで場所を先取りできたのでした。ノリさんからイイ話を聞かされていたので期待は膨らむ。
お互いの用事を済ませて23時に集合し、車止めに向かう。車とめ付近にさしかかると、道が凍っていてツルツルである!なるべく山側を走って、崖に落ちないように慎重に進みます。車止めはあと少し。このカーブを曲がって車が停まっていたらアウトー!ドキドキしながら進むとラッキー♪先行車はありませんでした!3度目にしてやっと入渓できることを祝って、車の中でノリさんと祝杯をあげます。時間もそこそこになってしまったので程々にしてかるく仮眠します。 |
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うえ〜(>_<)水すくな〜
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3時間ほど寝ただけでしたがスッキリした朝を迎えることができた。
かるくパンをかじって、長〜い仙道を下って沢床に着いた。
初めて降り立った沢は超渇水でした(>_<)それでもワクワクしないわけがない。
ノリさんよりもお先に仕度を済ませて、先行させてもらいます。 |
浅い流れの中でも早速、魚の走る姿がある。魚影の濃い証拠です。
ノリさんの「そこはいつも釣れた場所だよ〜」というポイントを流すと、「キューン!」とても解禁当初とは思えない元気なアタリがきました。
釣り初めて2投目でゲットとは幸先良いスタートです(^^)
その後もここぞというポイントではアタリがあり、楽しませてくれて退屈しません。 |
小さいけどすぐ釣れました〜(^^)v
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ノリさんには岩魚が釣れました〜
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ノリさんにもヒットしたようだ!釣れたのはなんと岩魚。
この沢の上流部にはヤマト岩魚が生息しているらいが、この下流部で岩魚の姿を見るのは稀らしです。
それでもあまごと岩魚のハイブリッドが釣れるわけでもないので、この沢ではそれなりの生態系は保っていて、棲み分けはできているようです。 |
堰堤を高巻き、堰堤の上に降りると、なんと水がまったくありません!
しばらく行くと水は復活しましたが伏流してしまっていたようです。
そんなチョロチョロの水量の中でも、魚の走る姿は確認できたので竿を出していきます。
ちょっと深めの溜まりを見つけて餌を流してみると、「ツツン!」よし!アタリだ!よ〜く食い込ませてあわせると、まあまあの型のあまごが水面を割った。
痩せてはいますが少々鼻曲がりのカッコイイ雄あまごでした。
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24センチにして鼻曲がり気味でした。
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とうとう釣ってしまった尺あまご!
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このあまごに見惚れて写真を撮りまくっていると、同じ溜まりで釣りしていたノリさんの竿が大きく曲がっている!モコモコと身体をくねらせて上がってきた魚は大きな岩魚に見えた。とても抜けるサイズではなかったのでオイラはタモを出して掬いにかかります。
でもタモ網に入る瞬間見えた魚体はあまごに見えた!?網に入った魚を確認するとやっぱりあまごだ!しかもデカイ!どう見ても尺ありそうな魚体にメジャーをあてるとジャスト30センチ。雌あまごらしく、産卵の為に沢床を掘りかえしたのでしょう、尾びれが半分欠けてました。
本格的に渓流を始めて2年目。しかも修行した沢での尺越えおめでとう! |
ノリさん、尺あまご釣捕おめでとう!
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サビの入っていないキレイな魚体です。
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しばらく順調に釣り進むと、ノリさんの遡上止め付近にたどり着いた。夏の増水時では水深があって突破はキツく、高巻くのも困難で、ここで引き返していたそうです。でも今日は渇水なので楽々突破して先へ進めます。
だんだんと渓相もよくなり、ポイントとなる深場も多くなってきました。ここは!というところでは7,8寸のあまごが遊んでくれます。 |
ノリさんにも銀ピカのあまごが!
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グリーンの背中に大きな黒い点がここのあまごの特徴か
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これが渓流か?というくらい水がない
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本日納竿する地点には取水堤があるらしく、近づくにつれ急に水が少なくなってきた。
水溜り状態になった淵の底にはたくさんのあまごの稚魚が寄り添っているのが見えます。
そっと忍者のように近づいても魚達は目が良いですね〜、ササッと岩影に隠れてしまい、釣りをする気になれないというか釣れる気がしない。中には頭隠して尻隠さずといった間抜けなあまごもいて、もはや手づかみ池状態です…。
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もうこうなったらテンカラでしか手段はなさそうです。今回はテンカラ竿を持ってこなかったので、ヘチガラスの得意技である提灯テンカラで釣り進みます。
やっぱりテンカラですね〜浅くても水面がザワザワしていれば魚は当たってきますね!
何度かスカをくらいましたがゲットー!テンカラと言えば夏といいますが、雪が残るこの時期でもガンガンアタってきてくれますね(^^)v
やがて納竿地点の堰堤が見えてきました。少し手前で2匹のあまごが相手してくれ満足して納竿することができた。
ノリさんの言う通り、この沢は夏の増水時ならばあまごの楽園になるというのもうなずけます。
帰りの車までの登山並みの登りがキツかったですが、それを忘れさせてくれる好渓でした。
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テンカラでの初物
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ノリさん、またヒルの出る頃に行きましょうか(^_-)-☆
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