,08解禁

 2008年3月23日  天気:【晴れ晴れ


メンバー:【あっきー,かっちゃん】

写真提供:大橋☆魚センター

 前回の祝日釣行より2日はさんで、今回は大橋☆魚センターのあっきーと大井川水系へと足を運んだ。あっきーとは何度か渓流釣りと海釣りを共にしてきましたが、2人での釣行は初めてになります。
 目指す釣り場は前々回、ノリさんとイイ釣りをした沢です。あれからはそこそこ雨も降ったので更に良い釣果が期待されます。しかし、人気のある沢なので、今回も入渓できる保障なありません。前夜から場所取りをしようとも考えましたが、それも時の運。運に任せて3時に集合。ゆっくりと山道を走らせ車止めを目指した。



今回も渇水…
 前回のように道は凍っておらず順調に進み、あと一つカーブを曲がれば車止めだ。この瞬間はいつもドキドキものだ。
 そして‥「よっしゃー!」2人してガッツポーズ!先行車なーし(^^)v これで一安心。
 明るくなるまではだいぶ時間がありそうなのでまだ寝足りない僕等は2度寝することに。zzz… 
 頭ハネされる夢を見て目を開けると、すでに明るくなってきていた。ふぅ〜、夢でよかった…。
 仕度を済ませて沢まで下るころにはうっすら汗をかいてしまった。相変わらず長いアプローチだ。
 で、沢を見ると前回訪れた時と何ら変わらない水量に驚いた。けっこう雨降ったと思ったのにな…石に付いているコケの具合からみても2センチほど水位が増えている程度である。
 「でもこの前もこのくらいの水でも釣れたし大丈夫だよあっきー」…。
この水量ならこの前よりも、もっと上までいけそうだったので、早いペースで進むことにした。
 少し進んだところで20センチほどのあまごが釣れた。
 先日入ったばかりだろうか、真新しい足跡が残っています。当然アタリは少なく渋い。
 少し開けた淵であっきーに初アタリがきた!寄せてきて、抜く瞬間に魚が落ちてしまった(>_<) 惜しい!でもオイラが次のポイントに移動している間にゲットしたようです。



サビも消えて太り出したみたいだ。




2匹目は25センチ弱の良型でした。


 水量の豊富な時ならじっくり釣りたい場所も、魚に先に気づかれて走られてしまう。結果、釣り飛ばすしかないのだ。
 しばらくして堰堤が現れた。堤防の上から水が落ちてくるわけでもなく、湧き水が下からモコモコしているだけで、水面は鏡のようで透け透けである。魚止めにもなってるはずだし、少しの期待を込めてやるだけやってみる。
 多少ザワついた流れに餌を流してみると、 「クンクン」おおーっ!でもどうせチビあまごかなんかだろうと少し放っておいて、そっと合わせると、「ぐぅ〜ん、キュンキュン!」デカイぞ!この沢の魚を甘くみて、ハリスを0.2号にしていたので、慎重に竿を立てて格闘する。一度はのされ気味になったが何とかこらえて無事に岸へと誘導できた。
 計測すると25センチ弱といったところ。体高もあって少し鼻が曲がりはじめたカッコイイ雄あまごでした(^^♪しかし前回ノリさんが釣った尺あまごの大きさが、僕の頭の中で基準になってしまい、大きく見えない。今までだったらほーほー言ってるサイズなのに…。
 そして堰堤をかるく高巻きます。昨年まで一人で釣りしていたあっきーは、高巻きはあまりすることがなかったらしいですが、僕等と釣りするようになってからは自ずと高巻くしかなくなってしまったのでだいぶ慣れたようである。
 そういう僕も高巻きは苦手なので、こういう釣り場はなるべくは避けたい。
 

 案内人の僕だけイイ思いをしてしまっては申し訳ないので、ここから先はお客様のあっきーに有望なポイントを任せます。
 



高巻きするあっきー。



岩の陰に隠れて釣るあっきー。
 先日に入ったばかりと思われる足跡が気になって仕方ない。
 魚影は相変わらず濃く、瀬にも出ていて活性はいいようだ。
 でもかなりスレている…。歩腹前進でそっと近づいても、魚にはバレている。


        「グエッグエッグエッ…」

 今日はガマガエルが異常に多い。無数のガマガエルが抱き合ってます。繁殖期のようです。何度も踏みそうになるし、ここぞという良いポイントにドッボーン!とダイブする…。彼等も必死に子孫を残そうと頑張っている。お邪魔しました〜m(__)m
 この辺で痺れを切らしたオイラは秘儀、ちょうちんテンカラで釣りすることにする。
 すると「バクン!」よっしゃー!このスレにスレまくったあまごですらもこの手にかかってはひとたまりもないようだ(^^)v
 これを見ていた餌釣り専門のあっきーも、これはおもしろそうだとやってみることにします。
 あっきー自身、初ちょうちんである。響きはよくないがオイラは最強の釣法と思っている(^_^;)
 あっきーの繊細なゼロ釣法竿とは少々バランスが悪そうだが、果たしてどうだろう?



テンカラであまご



やったー!テンカラで釣ったぞー!

★テンカラでの初釣果おめでとう!★
   そしてあっきーに一通りの指導?!をして後ろから見守る。
 大きな岩のせり出した淵でまずは実践する。下から行っては淵が長く大きく、魚の居るところまで届きそうにない。せり出した岩の上から顔だけ出して上から狙ってみることにした。
 そ〜っと毛鉤をあまごの鼻っ面に落としてみる。しかしそのまま通過して流れていく…。あまごの目には僕等のアホ面が見えてるようだ。しばらく粘ってはみたが毛鉤に食らい付いてきてくれるあまごはここではいなかった。
 次は気づかれにくそうなポイントです。フワッとまるで生きておる羽虫のように落とすと、毛鉤に気づいたあまごが浮上してきて「ピシャッ!」うろたえる、あっきー。しかし合わせ損ねてしまった。あまりに魚の出が早すぎて遅れるのは当然である。
 いくつものちょうちんテンカラのポイントを不発に進み、難しいな〜と首をかしげるあっきーでしたが、次の瞬間、あっきーのゼロ釣法竿が弧を描いた!「スッポーン」とちょうちんテンカラらしく宙を舞ってきたのは岩魚だった。あまごではなかったですが、あっきーにとってはテンカラでの初の獲物である。
 毎回そうなのですが、初めて狙った獲物は必ず一回目で仕留めるのがあっきー。釣りのセンスは抜群に良い!このままではどんどん追い越されてしまいそうです。
 
 しばらくしてたくさんのあまごが遊弋している大きな淵が現れた。オイラは岩となり、殺気を消し、あまごの鼻っ面に毛鉤を振り込んだ。
 その思いが通じたのかヤツはゆっくりと浮上して「パクリ」と毛ばりを咥えた。7寸ほどの良型だ!
 ガチガチの硬調竿で瞬時に抜き上げたので、この淵にいる魚はまだ気がついてないようだ。すかさずあっきーも毛鉤を打ち込む。
 「ボコン!」キターー!今度は念願のあまごである。型もイイ!やっぱりあっきーは凄い!オイラなんかテンカラであまごを仕留めるのに何回かかったことか…。教えるんじゃなかった(^_^;)



↑ロールオーバー↑



テンカラであまごゲットー!!

 



テンカラ、これはハマリそうだよ♪
 その後も的を得たのか釣りまくるあっきー。マジで抜かれそう、ヤバイ…。
 ゼロ釣法竿とちょうちんテンカラの組み合わせは中々良さそうだ。僕の硬調竿よりもいいかも。
 そのうちに前回ノリさんと来たときに引きかえした場所までたどり着いた。時間はまだ昼少し前。この前より1時間半ほど早いペースで釣り上がってきたようです。
 ここで少し早い昼食をとって、もう少し上流まで釣り進むことにした。
 堰堤の上に上がるとその水量の違いに驚いた。いままでの3倍、いや5倍はありそうです。それだけこの取水堰堤から吸い取られていたのか…。
 沢を横切るのも大変なくらいの水流である。これなら魚からも人影は見づらいだろうし、ここからは期待がもてそうだ。 
 少し進んだところでユラユラと瀬を泳ぐ魚を発見した。身を低くして、毛鉤をポトン!「ピシャ!」キター!
 やっぱりここからはあまごの種類が違うんじゃあないかと思うくらいに反応がイイぞ。
 あっきーの毛鉤にもガンガン当たってくるが、中々掛からないようである。その後大物が掛かったらしいがまさかの合わせ切れ(>_<)1.5号のハリスが切れたとはどんな大物だったのか!見てみたかったけど、そんな大物をあっきーに釣られては困りますが(^_^;)



この沢は水がきれいだね〜






↑ロールオーバー↑

7寸ゲット!



てこずらせた締めの一匹
 そこからは水量が多くなり、テンカラでは釣り辛くなってきたので、また餌釣りに変更することに。
 白い泡の中に餌を流すと「ガツン!グググ〜ッ」やっぱり餌釣りはこうでなくちゃおもしろくないね〜♪
 進むほどにワクワクしてヨダレのでるような好ポイントが続く。
 大きく渦巻くポイントにミミズを付けて流してみると「ゴツゴツ」岩魚のアタリか?!よ〜く食わせてあわせると、やっぱり岩魚でした。最近やっとあまごと岩魚のアタリの違いがわかるようになってきた気がする。
 それに引き換え、餌釣りをやらせたら右に出る者はいない、繊細餌釣り師あっきー。次々と良型のあまごを抜きまくる。今日はあっきーらしくなく、チビあまごをほとんど釣っていない(^_^;)
 渓相は益々険しくなってきて、僕等の遡行を困難なものとしてきます。普通なら引き返すところだが、ポイント続きで中々引き下がれない。魚影も増して型も良い。こうなったら僕等的に限界まで行くことにした。
 順調に釣り進むといよいよ限界を超える滝が現れた。泳げば行けそうだが、泳いだこともないし、まだ寒いしここで止めとします。有終の美を飾ろうと、この淵で最後の一投をする。
 「ココン!」キター!でもバラシ。じゃ、もう一回!また外れ〜(>_<) 後ろからのあっきーの視線が気になる。ここはどうしても仕留めなければなるまい!
 「ツンツン」小さいアタリだ。これで合わせたらまた外れるだろう。10秒ほど食わせて合わせるとやっと掛かってくれた。
 こうしてなんとか面目は保つことができてよかった〜(^^♪




あっきー、また行こうね!ちょうちんテンカラに!

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