,08解禁

 2008年6月1日  天気:【晴れ晴れ


メンバー:【ノリさん,かっちゃん】


 お泊り釣行以来、渓流釣りとはご無沙汰していたので、今年まだ訪問していない大井川源流へと足を運ぶことにしました。
 今回選定した沢はノリさんが何度か訪れたことのある、大井川一綺麗?!と言われる沢である。そして登山道を登って、源流域まで釣り飛ばすというハードな釣行である。
 いつものように場所取りをかねて前夜から現地に向かいます。しとしとと雨が降り続いていたが、明日の天気予報の晴れマークを信じて車を走らせます。途中いくつもの釣り場を通り過ぎますが、どこの車止めにも先客の車いないのが気がかりです。無事に車止めに着いて、かるく一杯やって朝まで仮眠します。



トラロープをタスキ掛けするノリタイガー



わかりにくいけど凄い水量
 目が覚めると6時過ぎでした。ちと寝過ぎたかな…。釣り場まで3時間はかかるらしいので、グングン登山道を登って時間を短縮します。しかし、日ごろのトレーニングを怠っていたオイラの足は悲鳴をあげてしまう(>_<)ノリさんにペースを合わせてもらって釣り場周辺までたどり着いた。でも登山道から沢床までは100M近くありそうだ。こんなこともあろうと20Mのロープを2本用意してきた。
 まずは一本目のロープを木に縛って順調に20M下まで降りた。そして2本目をかけて降りてみる。ん?全然足りないのだ!沢床まではまだ30Mはありそうな感じだ。しかもつかまる木も少なくてきつそうだ…。もう少し下まで頑張って降りてからロープをかければよかった…失敗(>_<) なんとかトラバースしながら沢床まで降りたはいいが、帰りはまたここを登らなきゃならないんだぁ(^_^;)
 まず沢床に着いてビックリしたのはその水量!そしてなんて綺麗な沢なんだろう。噂通りの美渓だ!緑の石とラジオラリアの赤い石とのコンビがマッチしている。オイラが今まで見た沢では一番美しい沢かもしれない。大きな淵には魚の影がユラユラと見えます。背中の色からしてヤマトイワナに間違いないでしょう。早く釣りをしたいところですが、ある程度渓相が安定したところまで釣り飛ばすことにした。



スバラシィー!

 まだ川幅も狭く藪沢ぎみですが、我慢できなくて竿を出すことにした。まずオイラは提灯テンカラで釣り始めることにします。一方、ノリさんは餌釣りで釣り始めます。
 水量が多くてテンカラではポイントが限られる。流れの脇に「ポトン」と毛鉤を落とすと「ピシャ!」ワンテンポ遅れて合わせたがやはり鉤掛かりしなかった。
 ノリさんの餌の方にもアタリがきたようですが、食い込みが悪いようです。
 しばらく反応のないまま進むと、ここで釣れなきゃ何処に居るってくらいの大場所が現れた。テンカラのオイラはまず流れの緩い瀬に毛鉤を振り込んだ。すると落ち込み寸前で魚が飛び掛った!ほとんどむこう合わせで掛かった魚は6寸ほどのヤマトイワナでした(^^)v
 



今年初のヤマトイワナ



29センチの泣き尺(T_T)
でも嬉しい一匹です(^^♪
 そして左岸を巻いて行こうとすると、水溜りに大きなイワナが目にはいった。そっと身を引き、ヤツの鼻っ面めがけて毛鉤を落とすと、「ボコン!」キター!!どうやら気づかれていなかったようです。鼻曲がりの大きな魚体を計測すると、29センチ。おしい!もう少しで尺だった。 
そうこうしてるうちにノリさんも釣り上がってきた。ノリさんは餌釣りなのでこの淵の底まで探れます。こんな時、釣法を別にしていると効率的に探れていいのです。



 何度か流しているのを見ていると、ノリさんが叫んだ!「キターー!」 ヤツは泡の中にグイグイともっていった。大物の予感だ!必死に耐えるノリさん。姿を現せたのは、有に尺を超える大物!力尽きたヤツは一気に下り始めた。慌てて追いかけ下るノリさん!2つほど淵に落ちたところで流れの際に寄せて無事にゲットー!(^^)v
 網に収まったのは鼻の曲がった雄岩魚でした。メジャーをあてると約33センチ。デカイ!しかもヤマトだ!そしてノリさんにとって、初の尺超えイワナでありました。あまごに次いでイワナも尺超えとは今年のノリさんはツイてますね〜


↑ロールオーバー↑

バカ野郎〜下るな〜


ロールオーバー

網からはみ出してます



★尺イワナゲット!ノリさんおめでとう!★

今年はあまごに続いてイワナも尺超えだー!


ノリさんも毛鉤でゴールドヤマトをゲット!
↓この淵の瀬できました。


 その後もすこぶる反応はいいが、落差も出てきて淵は白く泡立ち、テンカラでは探れるポイント少ない。そんな中、ノリさんは餌釣りなので、広範囲に探れて楽しんでいるようです。
 それでもやはり毛鉤に飛びつく感触を味わいたかったのかノリさんもテンカラに切り替えてきました。広く広がった開きにノリさんが毛鉤を打ち込むと、「ムワ〜ン」とイワナが毛鉤目がけて浮いてきました。しかし喰いつく前に何故かノリさんは毛鉤を上げてしまいました。「なんで上げちゃったの?」とノリさんに聞くと、「えっ?来てた?」 どうやらノリさんは見ていなかったようだ(^_^;) でもこういう事ってよくあるんですよね。自分は見て無くても近くの人がよく見てたりすることが。 掛かってなかったし、もう一度流してみます。すると、出ましたー!「バコン!」 掛かったのは28センチの良型です。ギラギラと金色に輝くゴールドヤマトはめちゃくちゃ綺麗でカッコイイ。尺越えを果たしたノリさんでもこれはこれで満足そうです。
 ここらまで来ると、たとえ6月といえどもまだ雪が残っているところもあって水がかなり冷たい。1分と手を水に浸けているとかじかんでしまう。いつも思うことだが、こんな中で生きながらえているイワナの生命力は凄い。
 



テンカラを満喫する兄貴♪




おわかりいただけるだろうか、この落差



餌釣りでオイラにもヤマトがきました。


 
尺ヤマト
 言葉では説明がつかないほど綺麗で落差がある沢だ。こんな山奥に魚が生息してる事態が信じられないといった感じだ。
 オイラもいかにせよテンカラでは不利になってきたので、餌釣りを始めることにしました。しかし中々反応がない。餌が悪いのか?!でもノリさんは同じ餌でボチボチ釣っている。やはり腕の差か…。
 先行させてもらっているとやっとアタリがきた。でも食いが悪いようですぐに放してしまう。まだ水温も低いししょうがないのか。
 今度はアタリがきてから少し時間をおくことにしてみた。アタリがきてから30秒経つが魚が引っ張る様子もない。離してしまったのか?と聞き合わせをすると掛かっていた! 「グングングン」よじるように上がってきたのは頭でっかちの痩せたヤマトイワナでした。やはりこの時期はこの辺りが限界なのか?ノリさんに後どのくらいで魚止めになるか聞いてみるともう少しということだ。時間のことも考えるとこのあたりで竿を畳まないと帰り道で暗くなってしまうでしょう。
 あと一匹釣ったら終わりにしようと決めて、なんの変哲もない溜りに餌を入れること数十秒。アタリも感じず竿を上げると、魚が掛かっていた!こちらに寄せようにもグイグイと引っ張り寄ってきません。スレで掛かったかのような重量感だ。あまりにも寄らないので川に入って強引に手づかみでゲットー。
 おおーっ、これはもしかしたら尺あるか?メジャーをあてると30.5センチ。やった!尺ヤマトだ。こうして最後の最後に尺イワナと釣り上げてノリさんに記念写真を撮ってもらった。あぶないあぶない、ノリさんの一人舞台に終わるとこだった(^_^;)
 これで納竿したわけですが全然釣り足りない。工程を考えるとこの沢は泊りで来るべき沢です。
 この次は食料をたっぷり背負って、渓泊りで来るとしよう!



ようやく最後にきました尺ヤマト!

う〜ん綺麗だ〜



ちょっとした稜線にて

メッチャ笑顔のノリさんと疲れ果てたオイラ


 

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