,08解禁

 2008年9月28日  天気:【曇り曇り


メンバー:【あっきー,ノリさん,かっちゃん】


 今年もあれやこれや、海釣りに熱中したこともあって、渓流釣りには満足に行くことが出来なかった。最後の渓流釣りくらいは源流域まで足を延ばそう、ということで足には自信のある?!3人が集まった。
 今回選定した沢は何度か行ったことのある沢ですが、下流域と上流(源流)域のわずかな区間しか釣りをしたことがない沢です。つまり、中流域は未開拓なのだ。下流域を釣り飛ばして、中流域を偵察しながら時間の許す限り上流まで行く計画である。
 ガッツリ釣ろうというわけではないので、3時に家を出てゆっくり釣り場へと向かう。
 このところ、不安定な天気が続いていたが、その辺は心配ないでしょう!晴れ男ノリさんがいますから!



思ったより巨岩帯



やっと釣りあげたものの…



どぇ〜!
超落差!沢というかもう滝みたい

 入渓点に着くと、自転車が2台停まっている。先行者である。でも登山者の場合もあるし、たいていは下流域を釣る人が多いのでそれほど心配はないでしょう。
 ここからは沢沿いの登山道を歩き、一気に中流域まで釣り飛ばします。
 歩き始めて500mほど行ったところで釣り人2名を発見!先程の自転車2台の持ち主でしょう。
 よ〜し、これで今日の釣り場は僕らのもんだ!♪
でもそんなに気楽な沢ではないのだ。中流域まで行くのにも、南アルプスのバリバリ登山道、早くも膝に乳酸が溜り、膝が悲鳴をあげている(>_<)
 休み々どうにか中流入渓点に辿りついた。ここから釣りするのはオイラ的にも数年ぶりである。それもそこよりもちょっと上まで。確か魚影が無くなって竿を畳んだ記憶があるが、今回はそれでもめげずに更に上流を目指す。
 まずはみんなで妥当な餌釣りから始める。釣り始めてすぐにノリさんにアタリがきたが、鉤掛かりせず…。気温もだいぶ下がってきているし、水温も手がかじかむほど冷たい。渋いようだ。
 魚信を求めてガンガン釣り登って行くが、これといったアタリを感じない。みんなで首を傾げっぱなしである。
 やっとオイラの竿にアタリがきたが食い込み悪く、放してしまった。このままではマズイ。「ボ」の字が頭に浮かんできた。この沢を諦めて下って他の沢をやるか、もっと上まで釣り飛ばして源流域で釣るかの選択支である。他の沢に行っても今日は最後の渓流釣り日、ここまで来てしまったし、行けるとこまで行くことにした。
 途中でオイラに待望の獲物が釣れたが、チビ岩魚…。なんにも嬉しくない。
 上へ進むほど落差が出てきて、もはや階段のようだ!それでも溜りには魚の影が走る。こんなところでも生息できるとは、凄い生命力だ。
 竿を畳んで魚の生息するという支流を目指します。少し開けたと思うと左に小さな沢が見えてきた。それにしても細い流れである。でも地図でみる限りではこの沢しか他にはなさそうなので、魚影を発見するまで釣り飛ばしてみることにする。
 苔生す岩には高山植物、大文字草の花が咲いていて心が和む。下界では11月頃に咲く花もここでは今咲くのです。
 しばらくすると、ヤカンが落ちている!こんなところにゴミが落ちているということは上に山小屋があるに違いありません。そういえば前に行った源流域の風景に似てきました。
 すると小さな淵に魚影を発見!よ〜し間違いない!探し求めていた支流だ〜(^^)v 
 再び竿を出していきます。まずは餌で狙ってみる。流しているミミズに反応は示しているようだが食ってこない。う〜んスレてるのか?!それとも水温が低くて食欲がないのだろうか?!



某支流
出合いはこんな感じ




やっとまともなサイズの岩魚が釣れました
 何度もしつこく攻めていると「コツコツ」 アタリだ。食いが悪そうだったのでよ〜く食わせて「ビシッ!」
 きましたー! やっとキープサイズの岩魚が釣れました。どことなしか婚姻色がはいってる気がします。ヤマトのようでヤマトでない雑種のようだ。そんなことはどうでもいい。釣れただけで今日は満足なのだ。
 数少ないポイントを3人で交互に釣り進みますが、やっぱり反応が悪過ぎる。餌釣りでは右に出る者はいないノリさんですが「目の前流してもコイツら食ってこないんだよ〜」と暗い表情である。
 よく見るとペアでいる様子でだ。もうペアリングしているのだろうか?!
 そういえば、ペアリングを始めた岩魚は口を使わないと前に聞いたことがあった。では反射的に口を使うテンカラならどうかと思い、テンカラで攻めてみることにした。
 するとどうだろう!掛かりはしないがボコンボコン出る!タイミングを合わせれば掛かりそうだ。



し、シブい…



テンカラで



きたよ〜♪



あれ?ちょっと傾いてる〜
 次のポイントで、思い描いたように岩魚が飛び出てきたので、ちょっと早めに「ビシッ!」と合わせると掛かりましたー♪予感は的中!今の岩魚には水中を流れるミミズよりも、水面を漂う羽虫に興味があるようです。
 これを見ていたあっきーとノリさんもテンカラにチェンジ!2人共、最初は合わせのタイミングに手こずっていましたが、まずはノリさんに本日一匹目が釣れました(^^)v 型も8寸ほどのメス岩魚でした。ドス暗い表情だったノリさんにいつものノリさんスマイルが戻りましたー♪
 すぐ上のポイントではあっきーにも本日初物がきました〜♪これもまたイイ型です。
 沢はかなり細くなり、ポイントは少ないが、魚影はすこぶる濃い。これこそ南アルプスの源流というところでしょう。
 山小屋を見送り、時間の許す限り上へと進む。ここまで来ると魚の隠れるところないといった感じで、岩魚が泳いでいるのがよく見える。向こうにもこっちが見えてるだろうし、食ってはこないだろうと思ったが、岩魚の鼻っ面に毛鉤を落とすと、「ユラユラ〜、パクン!」キターー! こいつは気づいていなかったのか?それともバカなのか?
 それからも居れば鉤掛かりはせずとも、水面を割って出る。オイラはそこそこ釣ったので竿をしまって2人の釣りする様子を画像に納めることにした。
 爆釣とは言えないが適度に釣れる。このぐらいが釣りにはちょうどイイ。今日は諦めずにここまでやってきてよかった〜(^^)
  



釣りまくるあっきーとノリさん



ロールオーバー
超源流ヤマト
 刻一刻と時間が過ぎていきます。ここまでの工程を考えると、そろそろ下らなくては日が暮れてしまいそうです。
 よし、もう一匹釣ったら帰ろうというところで、最後にノリさんが良型を釣って締めてくれました(^^)v
 しかもそこはもうほとんど流れのない水溜りのようなポイントでした。さすがに痩せぎみで錆びてますが感激です。一体どこまでこの魚は生息できるのだろうか?!恐るべし、ヤマト岩魚。
 山小屋まで下って、遅い昼飯を食べることにします。定番のカップラーメンを食べるのですがここで重大な問題点が!な、なんと沢を下る前にノリさんが猛毒のトリカブトの根っこを擂りつぶして「毒流しじゃ〜」と沢に流したのだ!清い水を好む潔癖症の人間がなんて不届きなことを!あっきーの「沢の流れのほうが俺らよりも早いし、もう毒は流れてますよ!」という気休めの言葉に、希釈されたトリカブト入りの水で湯を沸かしてラーメンをすすった。なんとなくフラつくのは気のせいか?!
 ノリさんのウンチク曰く、トリカブトとは、花の形が鳥がカブトをかぶって見えるからなのだそうだ。⇒
 

 こうしてなんとか2008年の渓流釣りは怪我もなく無事に幕を閉じた。年々体力も落ち、釣行回数も減ってきましたが、その一方釣り仲間は増えていきます。来シーズンもこの意気でがんばって行こう!
 



トリカブトの花

目を書いてみると、確かに鳥がカブトをかぶってるように
見えません?



山ブドウ
ノリさんの顔隠れちゃってますよ〜あっきー
少しすっぱいですが美味しかった〜



エルボーをしてるかのような不思議な形の木
登山道にて発見
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