噂の沢
 今季初の渓流釣り。迷うのはいつも行く川の支流の選択である。夏場ならば、どこの支流にはいることもできるが今の季節では温暖な静岡県でもイワナが生息するところに行くには最低でも1000Mくらいの標高の高い位置を目指して釣行する。さらに上流を目指すならば。それなりの車、装備、覚悟が必要になる。でもなによりこの季節解禁直後の人の気合が満ち溢れていて支流の前の道端には先行客が車の中で前夜より番どっており人気の沢にはまだ1度の入った事がない。。しかし今回はどういうわけか1番乗りでこの沢に入ることができた。
 この季節にしては水量も多くなんにしろ渓相がなんとも美しい沢だった。水の色、川虫のつき方、コケの具合を見て釣りを始める前から魚のいる川だというのがわかる、噂どうりの沢だ!
 川虫をとり15分程度釣りあがったところで、まずはオイラの竿にヤマトがヒット!とても大きいとはいえないサイズだがあたりを感じる事だけでうれしい。魚影があるのを確信するとハイペースで高ポイントのみを攻め釣り飛ばすがばらしの連続になった。それもそのはず川は雪代状態で気温も氷点下、じっくり淵をブッコミ状態で探らなければ釣れるわけもなく心だけが先走る。かっちゃんは最初から大物ねらいのようで軽めの重りで流芯のみをせめるがアタリがないようだったが中流あたりで大物をヒットさせた!竿の曲がり魚が下っているのを見るとかなりのデカブツ、水際に寄せに入ると尺近い大アマゴ!しかしバラス!!!ゴルフでいうバーディーチャンスでカップにきらられた状態だ。大きくうな垂れているかっちゃんの姿はまるでホセメンドウサと戦い終わった後の矢吹ジョウのように真っ白になっていた。。。。
 しかし、数釣りをさせたらさすがオイラの師匠!釣りスタイルを変えあっちこっちの淵という淵でバシバシ抜きまくる。アマゴの流す釣りと岩魚の誘う釣りを同時に無駄なくこなす感覚はなかなか真似ができなかった。。
 数十匹釣ったところで終了。まだこの季節の川は怖い、雪が降れば遭難、雪も解け始め落石も多い。上に行けば行くだけ魚が濃くなるこの川、夏にくればとんでもない噂どうりの川なんだと実感した一日だった。


 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送