蛭沢

2005年7/10 安倍川支流

 当初は天気が良ければ海釣りに行く予定でいたのですが、先日前夜にかけての大雨により海を断念し、渓流釣りに急遽変更した。スズキ君と連絡をとり、昨夜の雨により増水し沢に入れる保証はないため近場の安倍川水系に行ってみることにした。渇水が続き久しぶりの大雨で釣り人が殺到するのではないかと心配しましたが以外に人影もなく空いている様子。しかし本流はドブ濁り!これでは源流域に行くしかない。
 大雨が降ったらここだ!という沢が私達にはある。その沢はどういう訳かこの梅雨になると魚達がどこからともなく湧いてくる不思議な沢なのです。沢を決め林道に入りしばらく行くと、土砂崩れだ!崩れたばかりのようで前日の雨のすごさが物語る。入渓点までは距離はあるが仕方なく歩くことにした。
 アスファルトの道を過ぎ未舗装路にはいると、居るじゃないか!やつが!やつらは血欲しさに猛スピードで尺をとりながらやってくる。見ている人は何をヒルごときにビビッてると鼻で笑うだろう。しかし私は初めてこの沢に訪れた際、ヒルの存在を知らずTシャツ一枚で入り、首に4ケ所と腕に3ケ所をヒルに血を吸われ、血だらけで家に帰り女房に熊と戦ってきたと思われた苦い経験がある。
 途中スズキ君とヒルチェックし合いながら行くとようやく沢に降り立った。ささ濁りで水量もちょうどいいベストコンディションです。今回は今年初めてのアマゴ釣り、確実に手中に収めたいため餌釣りで釣り上がることにした。
 一つ目のポイントからすぐにアタリがくるが、チビアマゴばかりで群れになり餌をつついてくる・・・。
 深く渦を巻いた淵でアマゴらしいシャープなアタリがきた!すかさずアワせるとかなりの重量感!今日はアマゴだからとあまく見てハリスを細くしていた為、無理はできない。やっとのことで寄せるとなかなかの型です。メジャーをあてると27cm。あごのしゃくれた雄のアマゴです。最近は岩魚ばかり釣っていたのもあり体高があり色鮮やかでアマゴはやっぱりいいなぁ(^^)。
 そこからは好ポイントの連続になり、スズキ君にも良型アマゴがヒット!スズキ君は今年初めてのアマゴに満足そうです。
 沢が二又に分かれ左の沢に入ると水量も減り釣りやすくなってきた。型は小さいが淵という淵にアマゴが泳ぎ回っているのが見える。まだこの沢も捨てたものではないです!
 急激に高度を上げてきてまた二又にきたところで終了。最後の淵まで綺麗なアマゴ達が遊んでくれました。
 そして帰り道、スズキ君は雨も降っていないのにヒル対策にと着て行ったカッパも役にたたず、首と頭を吸われ血染めのタオルになってしまったのであった(^^;)



 

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