2009年10月18日  天気:【晴れ晴れ


メンバー:【ノリさん,スズキくん,かっちゃん】


 私達がホームグラウンドとしている大井川、安倍川水系も9/30をもって漁期が終了しました。そして今シーズンは天候などにより満足に渓流釣りへ足を運べなかったことに悔やまれる。
 もう少し行きたかったな〜なんて思っていたら、まだ釣りの出来る川がありました!そう、伊豆の渓流は10/31まで漁期なのを忘れていた。
 そんなこんなで昨年から度々伊豆の渓流に行っているノリさんに案内してもらい、今シーズン一度も渓流釣りに行ってなかったスズキくんを誘いだし、新天地へと足を踏み入れることになりました。
 新天地と言いながらもオイラ、今回案内してもらった川ではありませんが、20年くらい前に遊び半分で何度かあまご釣りに行ったことがあります。その時の印象としては渓流釣りというよりも近所の里川のイメージしかなく、源流好きなオイラとしてはここの魅力を見出せなかったのでした。しかしノリさんの話ではすこぶる渓相もよく、魚影も濃く、型も抜群にイイって言うから期待に胸膨らむのでした。
 余裕をもって2時に出発です。オイラの住む静岡市から大井川、安倍川水系に釣りに行く場合、ちょっと市街地を通るだけで後は“ひたすら続く山道”という感じですが、伊豆の場合はなが〜い市街地を走り、“気がつくと渓流”って感じで道中楽しいドライブだ。



こんな渓相だよ〜
ちょっと下れば海が見える…

 そうは言ったが山間部に入ってからも結構走ったかな(^_^;) 夜があける少し前にに目的地に到着〜。あまりにも眠いので少し寝てから出発することにしました。
 少しは眠気も飛んだので釣り仕度を始める。ノリさんにナビしてもらって言われるがまま走ってきたので「ここってどのへんになるの?」って聞いてみると「少し下れば海だ!」というから驚きだ!こんな海と隣あわせの川にあまごが居るってのが伊豆らしい。
 昨夜の雨もあってか少々ガスがかかった風景が様になります。ツルツル滑る降道を抜けると懐かしい渓相が目の前に現れた。匂いもする。なんとなく海の匂いが…。里川っていえばそう見えるけど源流っていえばそうも見える。とにもかくも10月に渓流釣りが出来るってことがうれしい。
 さあ、釣ろうか。降りて最初のポイントをノリさんに譲ってもらい、ミミズをつけてゆっくり流すと、「ツンツン!」 パシッとあわせて抜きあげると小さいけどあまごでした(^^)v 同じポイントにノリさんも参戦してみると、「ツツツーー」 きたーー??釣れたのはなんと、アブラッパヤ!ノリさん曰く、海に近いだけあって当然コイツはたくさんいるんだとか…。
 なぜか下流へ釣り下ったスズキくんが同じ場所で粘ってます。彼もコイツの猛攻にあっていたらしい…(^_^;)
 そして左右に淵を構えた一級ポイントが目の前にきた。ここでは「尺あまごが釣れた実績がある」とノリさんがオイラ達をあおる。ノリさんのお言葉に甘えさせてもらって左の淵を攻めさせてもらうと、「ツツツーー!」ラインが持っていかれた!バシッとあわせると中々の引きである。でもあまごでもない岩魚でもない引き応え??上がったのはなんとニジマス(゜o゜) 天然?ていうのかな?オイラ、実は渓流でニジマスを釣ったのは初めてだった…。




里川だけあってアブラハヤが多い









キレイな天然?




おかしいな〜

 反対側の右の淵はスズキくんに攻めてもらう。初めてこの沢に来たオイラ達なので水量が少ないのか多いのかわからなかったが、ノリさんが言うには今日は渇水ぎみらしい。よって沢底までスケスケに見える感じで、遠くから振り込まないと魚に気を察知されてしまいそうな展開です。

 スズキくん、腰を低くして「ソイヤーー!」

 ・・・・・・・・・・・・・。

 残念ながら反応なし…
 その後も巨岩帯のすばらしい渓相が続く。ホームグラウンドの川が禁漁の中、こんなキレイな沢で釣りできるなんて快感である。
 けど、あれからぜんぜん釣れないのが不思議である。沢沿いに車道が走っている為、容易にアタマハネは可能ですが足跡もないのでそれはない。
 けっこう釣り人が頻繁に入っていて釣りきられてるのかな?



ここでは尺一寸が釣れたんだけどな〜




すばらしい渓相だ(~o~)
でも釣れない…




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泡たってます

 ニジマスを釣ってから時間が経ってしまったので腹わたを出すことにする。沢際の水溜りに入り、水に手を付けるとなんか生ぬるく温かい?!この沢はこんな時期なのにこんなに温かいのか?!不思議に思ったので本川に手を入れると冷たい(゜o゜) よくよく見ると、その水溜りにはブクブクと泡がたっている。

 そうか!温泉がわいてるんだ!

 温泉半島、伊豆の沢らしい演出ですね〜(^^♪ 
 相変わらず釣れない釣りをしていると、まだ濡れている新しい足跡を発見!どこからかはわからないがアタマハネされていた(>_<)
 今さら他の沢に行っても仕方ないし、釣れ残りを釣ろうと先行者の後を追う。
 しばらくしてノリさんに本日初あまごが釣れました!勝因はミミズからぶどう虫に替えてからだそうだ。ぶどう虫をノリさんに分けてもらい釣っていると、アタります!!どうやら今日の餌はぶどう虫のようだ。



やった〜♪




ピカピカだよ〜




今年初渓魚だよ〜♪

 釣れず先行くスズキくんにぶどう虫を渡し、しばらくしてスズキくんの竿が初曲がり〜♪
 よかった〜♪遥々伊豆まで来て、しかも今年初渓流釣りのスズキくんがボーズだったなんて惨すぎますもんね。
 この沢、最後の最後に案内してくれたノリさんがみんなのボーズを救ってくれました(^^) 
 やがてアタマハネ先行者に追いついた。これにて終了〜(T_T)/~~~ どこからでも入渓可能な沢だし、アタマハネ者に文句をいっても仕方ないので次の沢に託すことにする。
 
2ラウンド



藪ッ沢だな〜




滝下を攻めるスズキくん


 次に訪れ案内してもらった沢は超藪沢らしいが、穴場的存在の沢らしく魚影は濃いといいます。沢床に着くと、マジっすか〜ってくらいの藪ッ沢です(^_^;) 少々泥がかぶっている感じ。台風で大量の土砂が流出してこんなんなってしまったらしいです。
 ようやく竿を出せるポイントに来たので早速釣らせてもらうと、 「チョンチョン!」?なんのアタリかな?ノリさん曰く、ヨシノボリのアタリらしい…。ホントにあまごなんているのか〜?ってくらい荒れている。
 すると、しばらくして憶測23センチほどのあまごがユラユラと遊弋しているのを発見!身を低くして餌を振り込む。一旦、魚が興味を示してやってきましたが、こちらの存在を悟られてしまい岩影に隠れてしまった…。
 あまごが居るのは確認できたが滝やら淵越えに足止めをくらいます。ノリさんは「お〜とっと♪」と気軽に越えるトラバースもオイラとスズキくんには難関である。高さもないしそんなに危険ではないのですが、辺りの暗くなってきたのでこれにて退散とします。
 帰り道に目にとまったキノコの群生地。キノコには興味をもっていながら警戒するノリさんが、「これはこの前採って食べたウスヒラタケに間違いない!」 といいます。たしかに毒っぽくないしオイラも採集していきました。
 家に帰ってバター焼きにして食べましたが、シャキシャキしていて香り高く、バカウマでした♪
 伊豆の渓流も捨てたもんじゃないですね!来シーズンは何度か行ってみようと思います。
 
 釣りバカのみなさん、2010年もよろしくお願いします!



ウスヒラタケ