2009年5月30,31日  天気:一日目【曇り時々曇り雨
二日目【曇り時々曇り雨


山行メンバー


バカなが隊より、みっちゃん,浅川さん,シンヤさん
寸又さん,川虫くん,あっきー
ヘチガラスより、ノリさん,かっちゃん

 

 今年もまた、山菜登山の季節がやってきました。昨年は生憎の天気により断念してしまった。何度かチャンスはあったものの、あの辛い登山をまた…と思うと躊躇してしまうのだ。
 今年もバカなが隊のみっちゃんから篤いお誘いを頂きました。毎年なんだかんだ都合がつかなくでお断りをしていましたが、彼等とは一度一戦交わりたいと思い、急遽休みを取ることに成功しました。
 決意は決まったものの、天気予報がめまぐるしく変わり、憂鬱な日々が続きます。雨天を嫌うノリさんからの返信メールは相変わらず↓下向き↓…。「間際まで様子をみるしかないですね」ってことになった。
 メンバーは先発隊より、浅川さん、シンヤさん、川虫くん。中発隊より、あっきー、ノリさん、オイラ。後発隊よりみっちゃん、寸又さん。総勢8名である。
 そして、いよいよその日を迎えることになりました。前日の天気予報では一日中、小雨予報。しかし朝起きると晴れているゾ??これは行かなきゃならないってことか?(^_^;) しばらくして中発隊のあっきーからメールが。
 「晴れちゃってますがどうします?」 オイラ「う〜ん、では行きますか…9時くらいに迎えにいきます!」
 ノリさんにも連絡を入れて、買い物を済ませて南アルプスの玄関口へと向かう。車止め付近に到達すると、なんと雨が降ってきてしまった(T_T) この瞬間、晴れ男ノリさんの表情がより一層どんよりと曇る…。
 車止めに到着してもまだ雨は降り続いている。しばらく様子をみることに。でも「先発隊は行ってるようだし行くしかないでしょ。」ということになった。
 荷物をまとめ、カッパを着込んでさぁ出発!出発して間もなくして、「あれ?雨が止んだ…。」 ここで脱ぐのもしゃくだし、このまま登山口まで自転車を走らせる。しかし、たまらなく暑いので途中でカッパを脱ぎ捨てる。登山口の吊り橋に着くと、先発隊の自転車がないです?歩いてきたのかな?吊り橋を渡って先を急ぐ。
 



ノリノリのノリさんだよ〜(^^♪
 畑薙大吊り橋、日本でも有数の吊り橋らしい。なんにしろバカ長い。前に渡った時には細い木の板だったような気がしましたが、今回は滑り止めの穴の空いた鉄板になっていました。揺れるし怖いのはかわりませんが…。
 長〜い吊り橋を渡るといきなりの急登が始まる。通称、ヤレヤレ峠。登りきったあとはトラバースが続くが、道は鮮明でなくて暗く、以外と怖かった。
 やがてヤレヤレ峠の看板が見えてきました。ここでいかにもってヤレヤレ顔をして写真を撮る。実際にはまだまだ余裕か??
 適度に汗をかいてウオーミングアップはできたかな。でもこんなとこでヤレヤレなんてしてる場合じゃないのだ!これからまだ数倍の行程を歩かなければならないのだし。
 一度沢に降りて、また本格的な登山道にさしかかる。たっぷり降った雨のためか沢はドードーと凄まじい音をたてて流れ、迫力満点!この美渓を横目に、釣り>登山のノリさんにとってはさぞかし辛かったでしょう。



ふえ〜(~o~)
マジでヤレヤレです



な、なんじゃこの急坂は…
 ウソッコ小屋を見送り、急な鉄階段を越えてジグザグ登山道を登る。
 いつみてもこの勾配は半端じゃないですね。登ってる時は気になりませんが、下を見下ろすと「こんなとこ登ってきたんだ〜」と驚かされる。辛いけどいかにも登山をしている感があります。
 黙々と登っていると上の方から熊避け?の鈴の音がいくつか聞こえてきます。しばらくして釣り人数人が降りてきました。とりあえず、「釣れましたか〜?」 と挨拶を交わすと、「ボチボチ釣れました」と喜ばしい返事が返ってきました。そして次に降りてきた方にも挨拶すると、すかさず 「HP見てますよ!ニヤリ☆」と言われてしまった(゜o゜) おっと、こんなとこでも…。こんな更新の滞りがちなHPでも見てくれている人いるんですね。うれしいような怖いような(^_^;) 
彼等が言うことには、小屋に何人か先客がいると言います。彼等は僕等が釣り人に見えたか、登山者にみえたのかな??
 やがて中の段に到着。ここまでくればあともうひと息ってとこでしょうか。
 登山といえばバナナでしょ〜♪ってことで

 大橋★バナナセンター♪

 完全にヘチガラスの野望にはまりつつあるあっきーでした(^m^)

 でも辛〜い登山もこんなバカなひと時で疲れが癒されるのです。



大橋★バナナセンター!(^ム^)
 


ここまでくれば後ひと息
 ←ここまで来れば山小屋もあと少し、と励ましあいながら歩く。
 やがて横窪峠。見下ろすと赤い山小屋の屋根が見えました。
 急な下り坂を降り横窪峠に到着〜。山小屋へ着くと、バカなが隊の浅川さんが迎えいれてくれました。シンヤさんと川虫くんがいないと思ったら、お二人は山頂めがけて山菜狩りに行ってしまったといいます。
 「昼に出かけたからもう戻ってくる頃なんだけどな〜」といいます。
 しばらくして「おーい!おーう!」とシンヤさんと川虫くん、雄叫びをあげて下山してきました。疲れた様子ですが何故か元気のいい二人…(^_^;)
 あとはみっちゃんと寸又さんを迎えいれるだけです。浅川さんがシンヤさんと川虫くんを待っている間に、キッチリ晩の肴を調達してきてくれたので、オイラも少しはみなさんの役にたとうと岩魚の刺身をこしらえました。
 そうこうしてると後発隊のみっちゃんと寸又さんが到着〜(^^)
 みっちゃんと寸又さんはお昼に家を出たそうですが、18時には到着していました。10時に出たオイラ達は17時着。自分達的にはけっこうがんばって登ってきたつもりでしたがこの差はなんでしょう。やはりこのお二人はただ者じゃないですね!
 



これだけ集まると賑やかいですね〜
隣にオノを持ったおじさんがいたけど襲われないかな…





寸又さんが山菜のテンプラを振舞ってくれました♪

 みなさんそろったところで宴会開始〜♪というかオイラとあっきーと川虫くんと魚を捌いてる間に、ノリさんとシンヤさんはもう酒を汲み交わしていたようですが。
 皆それぞれ持ちよった食材を出して振舞います。山や渓での宴会に慣れていない僕達ヘチガラスは、おでんやソーセージくらいしか持ってきてませんが、バカなが隊のみなさんはこれでもか!ってくらいの食材を並べてくれました。まず最初に、シンヤさんと川虫くんが採ってきてくれた行者にんにくに、みっちゃんが持ってきた味噌を付けて食べてみると、これがなんとシンプルにウマイ!

 今回のメンバーを私なりに紹介しますと、バカなが隊長のみっちゃんは、さすが隊長と呼ばれるだけあってとても大らかで責任感のあるお方です。しかし同メンバーには厳しいんですよ〜(^m^) 
 シンヤさんはムードメーカーであり飲ませ上手!でも、やるときゃやる男ですよ〜 とても陽気なお人柄です(^^) 
 浅川さんはイメージよりも落ち着いていて(失礼m(__)m)お話が好きな方でした。料理の腕前は相当なものです!次々とバカうま料理を作ってくれました。
 「渓に棲む」より、すまたさん。自然を大切に、そして楽しむ、信頼のおける方です。山のことなら彼に聞けば間違いないでしょう!
 そして川虫くん。山では2度目の同行です。海釣りでは何度か同行しますが人情の篤い男です。彼もまた場を盛り上げてくれるムードメーカーであります。
 ノリさんとあっきーは毎度のことなので紹介するまでもないでしょう(^_^;) みんなとてもいい人ばかりで楽しかったですよ〜(^^♪









今度は小屋でしきりなおしだよ〜♪
 そうこうしてる間にハイペースで宴会は進む。飲ませ上手なシンヤさんに押され、ノリさんはもう一人で用をたせなくなるありさま…。川虫くんに肩を貸してもらいなんとか立っている感じである。ここまでノリさんを酔わせたのはメンバーではN先生以来か?!
 やがて突然雨に降られ、山小屋へ退散。しかしまだまだ宴会は続く。浅川シェフの作ってくれたパスタを頂きます。

 「バカうま〜♪」

 山でいつもこんな料理を作ってもらっているみなさんが羨ましいです。
 一通りご馳走になったので明日は山頂目指さなければならないし、オイラは一番先に寝させてもらいます。続いてあっきー、あとは…記憶にございません(^_^;) でもなんとなく遅くまで誰かの話声はしたのは覚えてます。
2日目



まだ楽勝だゼ!
 翌朝、山菜を採って来るという使命の為に酒をおさえて飲んだだけあって爽快に起きられました。本日山菜メンバーは、あっきーとオイラと後発隊のみっちゃんと寸又さん。ノリさんは今回の山行も釣り目的?で来ているようで不参加…。
 山菜だけでなく、登頂を目指すオイラとあっきーは、一足先に下山する浅川さんとシンヤさんに手を振って登山道を行きます。天気は快晴!と言いたいところですが、今にも降りだしそうな雰囲気…。展望は期待できないですが黙々と高度を上げていきます。
 日ごろのトレーニングが甘かったか?早くも乳酸が溜まり、足が前に進まない(>_<) 反してあっきーは軽快。やっぱ、若いしパワフルですね〜。
 2300M付近に到達すると残雪が現れた。もう6月になるというのにまだ残ってるんですね。どおりで寒いわけだ。
 寒いし雨も降ってきたので合羽を着る。オイラの合羽は今だに封湿素材であり、ムレ蒸れで着ても着なくても意味がない状態である。それに引き換えあっきーは透湿合羽で快適なようです。オイラもいい加減に封湿合羽は卒業したい…。
 そしてようやく山菜の育成する区間に到着です。一昨年来た時よりも時期が早いのもあってか、山菜の葉もいきり立って元気がいい感じ〜♪
 山菜は帰りに採集するとして山頂を目指します。しかし小屋を越えた辺りからドッと押し寄せる残雪に足止めをくらってしまう(>_<) 諦めようかとも思いましたがせっかくここまで登ってきたし、あっきーに稜線の土を踏ませてあげたい思いで根性で進みます。
 そして、稜線に到着〜!風も強くガスがかってますが、また来れたことに感動です。
 


南アルプスの稜線踏んだよ〜♪




今年もまた出遭いましたよ〜

雷鳥

 寒いのでさっさと山頂を目指します。稜線を歩いていると、「ぐええええ〜〜」と蛙みたいな変な鳴き声が?!何かと思えば雷鳥だ!今年もまた出遭えました♪しかも雄と雌のペアです。前回もここら辺で見かけたような?縄張りもあると思いますが、けっこう数居るんじゃないかと思ってしまいます。
 彼等と追いかけっこをしながら茶臼岳を目指す。いよいよ雨も本降りとなってきました(>_<) 何度か訪れたガスった岩道を手探り状態で進んで、

 「またきたぞ〜〜!」

 そこには2年前と変わらない茶臼岳の看板がありました。若干、木が腐ってたかな(^_^;)


がんばった男達の勇姿



また来ちゃった〜♪

 長く滞在する余裕もないので記念写真をセルフタイマーで撮りまくります。画像では笑顔ですが、実際は“行ってきた”登りつめた!”という証拠写真を撮っていた感じにすぎないかも…。それほど寒く、辛かったのであります。そんなに雨なんて降らないだろう?と合羽のズボンを持ってこなかったのが甘かった。パンツまでグッシャリ濡れてしまって気持ち悪いのなんの…。
 証拠写真を無事に撮り終えたので足早に下山です。稜線付近には少なかった雪でしたが、小屋までの残雪は相当なもの。半分アイスバーンでツルツル滑りかなり怖い。そんな中、あっきーは登山靴でスキーで滑るかのように軽やかに滑ってゆく。さすがは北海道出身だ!雪には馴れてますね〜。
 あっきーに少し遅れて小屋付近に戻ると、後発隊のみっちゃんと寸又さんがせっせと山菜を摘んでました。オイラ達も下界のお土産に幻の山菜を収獲し、数分後下山しました。
 
 そんなこんなんで今回もまた天気には恵まれなかったですが、バカなが隊のみなさん、寸又さんと一時を過ごせたことがオイラにとっては何よりの経験と収穫でした。

 来年も体力が許す限りみなさんと挑戦したいと思います。



幻の山菜、行者ニンニク


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