,08解禁

 2008年5月3,4日  天気:【のち晴れ晴れ


メンバー:【あっきー,ノリさん,かっちゃん】

写真提供:大橋☆魚センター

 毎年、何らかの都合で断念していた渓泊まりを2004年以来、4年ぶりに行くことになりました。
 今回集まったメンバーは、ノリさんと大橋☆魚センター長のあっきーと私の3人。HPメンバーのN先生も参加予定していましたが、体調不良により断念(>_<)残念ですが、また彼は夏の渓泊まりに連れていくことにしよう。
 メンバーが3人となってしまったので、荷物分担が大変である。当初予定していた大井川源流を諦め、場所を急遽変更して歩きの少ない富士川水系の源流へと向かった。



おお〜絶景だー!




今晩のおかずだに〜♪

 一度、訪れたことのある沢ですが、車止めから入渓点までは約14kmと異常に道のりがあるので、MBXでの遂行となります。
 午前3時過ぎ、車止めに着くと数台の車が停まっている。銀座だ。どうせ何処の釣り場に行っても同じでしょう。時間差攻撃と行くことにしよう。
 まだ一睡もしていないので、かるくあっきーとビールをグビっと呑んで仮眠することにした。眼が覚めると8時…。すでに先行者は出かけている様子だ。いいさ、時間差攻撃なんだし〜♪ゆっくり仕度して9時、自転車にまたがり入渓地点を目指します。
 この日のために21段変速のMBXを新調しましたが、低速ギアーにしても登りがキツく中々前に進まない(>_<) それに引きかえ、日ごろから鍛錬しているノリさんとあっきーはどんどん行ってしまう。あまりの遅さに待っていてくれた二人の前には、何とタラの芽が!早速採集にかかります。前回の教訓か?!ノリさんはしっかり皮の手袋をしている。一番芽は採られているようですが2番芽なので採集OKとしましょう。他にも怪しい芽(ノリさん曰くコシアブラ)を採集してグイグイ道を進む。
 真っ暗なトンネルをいくつか超え、壁に激突しながら無事に入渓ポイントに到着。そして今回は荷物を背負っての釣行は想定してないので、すぐ近くにテン場を決めて設営します。時間的にもちょうどお昼だったので湯を沸かしてラーメンでもと思ったら、パラパラと雨が降ってきてしまった。カッパを着て食べるラーメンもいいもんだ…。
 
 幸い通り雨だったようです。このメンバーには雨男はいない筈だ(^_^;)
 早速今晩のおかずを釣りに出かける。前日の雨の影響か?雪代か?もの凄い水量だ!しかも濁りも出ている。テンカラではポイントが絞られるのでオイラとノリさんはルアーで釣り上がることにした。あっきーはテンカラしか持ってこなかったようなのでテンカラ一本で頑張る。
 しばらく釣り上がるもアタリなし。やはり先行者がいるのかな?
 風にのって動物の腐敗臭がすると思ったら、目の前に鹿がお亡くなりになっていました。その前にもテン場付近でいくつかの死該を見かけた。ここには鹿が増えすぎていると聞いてましたが、やはり餌不足による餓死なのだろうか?!不信な点がひとつあり、決まって死骸の側に何かの糞らしい物があります。熊か?だとしたら危険だ。一度、熊に遭遇したことのある僕等に緊張が走る。いくら空手の達人のノリさんでも、熊の破壊力には到底かなわないでしょう。
 
 



テンカラで釣るあっきー




かわいそうな鹿さん
飢えか?病気か?はたまた転落死か?




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 しばらくして、大きな開きで魚の追う姿を確認した。もう一度同じラインを引くと、「ゴツン!ぐぐぐ〜〜!」やっと本日初物が上がった(^^)v ニッコウ系の8寸岩魚でした。そういえば今年初めての岩魚かも?
 暫し綺麗な魚体に見惚れてしまった。渓魚はイイですね〜綺麗で美味しいんだから。普通ならリリースというところだが、キープしないと今晩のおかずが山菜のカラ揚げのみになってしまう。
 これを見たノリさんの釣り魂にも火が着いた。前回の雪辱もあってかルアー一本で攻めるらしい。
 そして私の後ろにいたノリさんが雄叫びをあげた!

           「キターー!!」

 釣り上がったのはこれまたニッコウ系だが、鼻曲がりの9寸雄岩魚でした。

 ノリさん:やったー!ルアーで初めて釣った!

 ノリさんにはこの沢でルアーで岩魚を釣るという拘りがあったに違いない。いつみてもノリさんの魚を釣った笑顔はすばらしい。
 
 ヒットルアー:DEEP IMPACT

 良型は今晩のお刺身用にキープすることにします。何よりも鮮度が大事ということで、ノリさんは鮎の友釣りに使う鼻カンを用意してきていた。網に漬けておくと擦れて魚が弱るのだ。鮎の友釣り師でもあったノリさんはこれがいちばん魚が元気でいられると言います。試しに鼻カンを付けて、近くの流れの緩い沢に泳がせておくことにする。テン場までは近いし、帰りに拾っていくという計算だ。
 



ルアーで初めて釣ったぞー!



鼻掛けられた〜



めちゃくちゃ嬉しそうなノリさん




ジャニーズ系テンカラでゲット!
 テンカラしか持っていないあっきーだったので、この条件では不利か?とおもっていたが流石は渓流のジャニーズあっきー。ちゃんと釣ってみせます。あっきーもまた、最近テンカラを覚えたばかりで“テンカラで岩魚を釣る”というこだわりをもっていたのかもしれませんね。
 やっとのことで調子がでてきたと思えばそれ以降釣果が伸びません(T_T) やがて壊れた吊り橋付近でノリさんにヒット!そういえば入渓したときよりも、よりいっそう濁りが増している気がする。魚もルアーが目の前を過ぎるまでみえないのでしょう。そのうちに時間切れとなり、竿を畳みました。
 3人での釣果は、ノリさん3匹、あっきー2匹、オイラ1匹…。計6匹
 でも夕飯のおかずには十分の釣果でしょう。
 来た道を戻り、刺身用の鼻カン岩魚を回収してテン場に帰還します。



テンカラのレッスンを受けるあっきー



おう?!何か入ってるぞ!



少しくらいのブツはもう平気ですよ



後は調理師のあっきーにお任せ
 水の濁りといえばこの二人が心配だ。しかし心配ご無用でした。彼等は行き道にしっかり水場を確保してました。岸壁から染み出る清水とは言いがたいですが、これなら飲めそうと空いたペットボトルに汲む二人。不純物のチェックをかかさないところはさすがノリさん。
 無事に飲料水をゲットしてテン場に到着。


 さあ、夜の宴の仕度をしよう!オイラは炊事班、あっきーは焚き火班、そしてノリさんは揚げ物&呑み班…。
 今晩の献立を紹介するとしよう!

 ●岩魚のお造り
 ●岩魚の漬け丼
 ●岩魚&山菜(タラの芽、マイタケ、シメジ、コシア
         ブラ?)のカラ揚げ
 ●岩魚の骨酒
 ●ピリ辛ソーセージ
 
 仕度が出来たところで、カンパ〜イ!定番の料理ですが山奥で食べるとなんでも美味いのです。たったの6匹の岩魚でも、3人の腹を満たすことが出来るところがすばらしい。
 まずは岩魚の刺身。〆たてと時間が経ったものとではまったく食感が違うことに驚いた。ノリさんの鼻カン岩魚は、身がコリコリでした(^^)まいう〜(~o~)
 次にカラ揚げ。岩魚は当たり前に美味い。そして採集してきたタラの芽も普通に美味い。そこでノリさんがコシアブラと称して採ってきた芽を味見してみると、ん?…。無味(・・? どうやらミツマタだったらしい。朝起きてくることを祈る…。
 大酒豪揃いでたったの2Lの酒を持ってきましたが、ちと足りないくらいがよろしいのだ。気の合った釣り仲間の渓泊りは最高に楽しい(^^♪めずらしく早めの9時就寝。
 



2日目



昨夜の焼き枯らしを食うノリさん
 2日目の朝は8時起床。5時ころにはとっくに目が覚めているものの体が起きようとしないのだ。それだけ気持良く寝られた。今回新調した、寝袋の下に敷くエアーのマットはかなり快適だった。自称、神経質のノリさんでさえ、自宅で寝ている感覚に陥ったという優れものでした。
 本日、快晴。実に気持ちのイイ朝だ。10時間以上寝ただけあって、体調もイイ。ノリさんはまず、朝の一糞張りに出かけた。あっきーはというと、まだ野●未経験だそうだ。アイドルは糞をしないのだ。
 マッタリと朝食をとり、9時、釣りに出かけます。
 今日は、先日釣りをした所まで釣り飛ばしてからいくことにする。今日も昨日にま増して濁りと水量が多い。川を渡るにも容易ではない状況だ。
 それに引きかえすばらしい景色だ。写真を撮ろう!胸ポケットに手をやると、ない。デジカメをテン場に忘れてきてしまった(T_T)よって、ここからはあっきーに頂いた画像となりますm(__)m
 昨日の区間とはうって変わって良い渓相が続きます。しかし今日もまたお魚さんの活性は低いようだ。しばらく進むと雪渓が現れた。南アルプスの雪深さが物語る。この雪渓の上からルアーを引いていると、「ガツン!」キター!中々のサイズだ!しかし抜きにかかった瞬間ハリ外れのバラシー!それでも釣れる見込みが出てきた。
 





パンツ(フンドシ)が〜(>_<)



釣れないぞ〜(>_<)




なんとか2日目もゲット
 超巨岩帯を突き進み、程好い渓相が続く。小さな流れ込みにルアーを引くと大きな魚影が飛びついてきた!間髪アワセをいれるが鉤掛かりしない。でもどうやら魚には気づかれていない様子だったので、もう一度違う筋で引いてみると、「バクン!」今度は掛かった!2日目の初物だ!痩せてはいるものの、尺近い良型です。カメラを忘れたのですぐさまあっきーの元に寄って記念写真を撮ってもらった。
 その後もう1匹終了間際にゲットしたが、3人で2匹という貧果に終わってしまった。


 今回のお泊り釣行、釣りの方は貧果に終わりましたが、新天地での渓泊りを達成できた喜びは大きい。




ノリさん、あっきー、お疲れ様でした〜

来年もまた!

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